「ヘテロロボサ」の版間の差分

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'''ヘテロロボサ'''(Heterolobosea)は無色の[[原生生物]]の一群であり、[[アメーバ]]、[[鞭毛虫]]、[[シスト]]といった形態の間を変態できる生物が含まれる。'''ペルコロゾア'''(Percolozoa)とも。これらは総称的に、シゾピレヌス類、アメーバ鞭毛虫類、バールカンピア類などとも呼ばれている。ここには集合して[[実体]]を作る社会性アメーバ([[細胞性粘菌]])の[[アクラシス類]]も含まれる。これら全体をヘテロロボサと呼ぶが、この名をアメーバ期を持つ生物群に限定して使うこともある。
 
ヘテロロボサ類は淡水環境、土壌、糞便中などの細菌捕食性生物として見つかるが、海水産のものも知られている。また人間に対してしばしば致死的な病原性を示す[[フォーラーネグレリア]](''Naegleria fowleri'')のような寄生性の種もある。[[ユーグレノゾア]]と近縁であり、[[ミトコンドリア]]の[[クリステ]]が団扇型をしているという珍しい特徴を共有している([[盤状クリステ類]])。鞭毛虫期において腹側に捕食のための溝が存在することなどから[[エクスカバータ]]に含まれると考えられる。