「リージョンコード」の版間の差分

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リージョンコードを採用している規格では、商用パッケージソフトのリージョンと利用する機器のリージョンが一致しないと再生できないよう制限される場合が多い。理論的にはこの[[制限|規制]]によって販売者が地域ごとに内容、発売日、[[価格]]を調整できることになる。
 
{{要出典範囲|リージョンコードは[[コピーガード]][[技術]]ではなく再生を[[制限]]するもので、元々[[テレビゲーム]]業界において導入されたもの|date=2012年2月}}である。なお、ゲーム業界の場合、[[英語圏]]では「[[:en:Regional lockout|regional lockout]]」とも呼ばれる。
 
==DVD-Video==
{{出典の明記|section=1|date=2012年2月}}
[[Image:DVD-Regions with key-2.svg|thumb|400px|right|DVDのリージョンコード]]
{{要出典範囲|[[DVD-Video]]の規格を策定する際に[[映画]]業界の要望によって導入された|date=2012年2月}}。例えば[[ハリウッド]]の大手映画会社が制作した映画作品は世界中で上映されるが、[[日本]]では[[北米]]に比べて数ヶ月遅れて上映開始となることが多い。日本での公開時には既に北米版のDVDが発売されていることがあり、消費者が輸入版DVD購入に流れて映画の興行収入が落ちることを防ぐ目的がある。
 
ただし北米版のDVD-Videoに[[日本語字幕]]や日本語[[吹き替え]]が収録されることはほとんど無い。日本では吹き替えや字幕への需要が高いため、一般映画の北米版を積極的に購入しようとする日本のユーザーはかなり少ない。しかし音楽やアダルトのDVDに関しては輸入盤の需要が高いことと日本版の価格が北米より非常に高いことが多いため、日米でリージョンを分けることは特に日本のメーカーにとって商業上意味があるものとなっている。
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=== DVDプレーヤー ===
DVDプレーヤーにもリージョンコードが付されており、DVDメディアとプレーヤーの両方のコードが一致した場合に、そのDVDは再生可能となる。しかし、リージョン1~6全てのDVDが再生可能なリージョン0のDVDプレーヤーも存在している。これに対しDVDメディア制作側は'''Regional Coding Enhancement'''(RCE)という制御技術を開発している。通常はプレーヤーがDVDのリージョンコードを認識して再生の可否を判断するが、RCEではDVDがプレーヤーのリージョンコードを照合し、DVD側のコードと一致した場合にのみ再生を許可する。プレーヤーがリージョン0である場合は不一致とされ再生されない。
 
{{要出典範囲|近年は「マルチリージョン」を謳ったDVDプレーヤーが増えている。これはプレーヤーがDVDのリージョンコードを認識した際、それに一致するようにプレーヤー側のコードを自動的に変更したり、使用者が自分でプレーヤーのコードを変更できたりするものである。他にもDVDによるコードチェックをスルーするプレーヤーや最初からリージョン制限そのものを無効化しているプレーヤーもある。プレーヤーメーカーの中にはリージョン制限を無効にする方法を公表している所もある。|date=2012年2月}}
 
=== 法的問題 ===
リージョン制限の無効化について現在、[[自由貿易協定]]を侵害しているとしてリージョンコードの法制化が検討されている{{誰2|date=2012年2月}}。オーストラリア公正取引委員会(The Australian Competition and Consumer Commission, 略称ACCC)はリージョン制限をするDVDプレーヤーについて取引慣行法に違反する恐れがあると警告している<ref>[http://www.consensus.com.au/ITWritersAwards/ITWarchive/ITWentries02/C1CaitlinFitzsimmons.htm Restricting DVD's illegal: ACCC](The Australian IT、[[2001年]][[3月27日]])</ref>。[[ニュージーランド]][[政府]]も同様の判断をしている<ref>[http://forum.videohelp.com/viewtopic.php?p=1435483#1435483 DVD-ROM drives]</ref>。
 
{{要出典範囲|日本では、[[プレイステーション2]]でソフトウェアの[[バグ]]によりリージョンフリーとなってしまう事象が発覚した際、2とALL以外のDVDは再生できないようにアップデートされるなど、基本的に定められたリージョンの範囲内でのみ再生可能な機器のみを販売する方針が採られている。|date=2012年2月}}
 
== BD==
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日本は米国と同地域となったため輸入盤の購入がDVD-Videoに比べて容易になった。そのため、日本製のアニメーションも含めて米国製のBlu-ray Discには日本語の字幕が入っているものはDVDと同様、ほとんど存在しない。中国語やタイ語など、十数ヶ国語の字幕が入っているものでも日本語だけ抜けているなど、日本への輸出を防ごうという意図がはっきりと見えている。
 
一方、{{要出典範囲|[[HD DVD]]にはリージョンコードは導入されなかった。|date=2012年2月}}
 
== D-VHS==
D-VHSでパッケージ規格“D-Theater”においてリージョンコードが導入されており、パッケージとデッキのリージョン番号が一致しないと再生できない。
 
== テレビゲーム ==
アメリカ市場ではソフトが商品化されているが、{{要出典範囲|日本市場ではテスト用のビデオテープでだけであった。|date=2012年2月}}
 
{{要出典範囲|Blu-ray Discやネット配信が普及している上に、今後新たなるソフトの発売の可能性は絶無であり日本国内市場において幻のビデオ規格扱いされるものと思われる。|date=2012年2月}}
 
== テレビゲーム ==
{{独自研究|section=1|date=2012年2月}}
{{出典の明記|section=1|date=2012年2月}}
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[[ロムカセット]]が主流だった時代には、例えば[[任天堂]]の[[スーパーファミコン]]と[[SNES]]など、販売地域ごとに形状を変えて本体への挿入を物理的に難しくすることにより、他地域で発売されたソフトのプレイを制限する例が多かった<ref>[[ファミリーコンピュータ|ファミコン]]と[[Nintendo Entertainment System|NES]]の場合、初期型NESでは[[:en:Regional converter|コンバータ]]を本体とゲームカセットの間に差し込むだけで(NESの蓋が閉まらなくなるものの)ファミコンのゲームもプレイできたが、後期型NES(外見上は初期型と同じ)では起動しなくなった。スーパーファミコンとSNESの場合、相互互換を可能にするコンバータがあったが、後発のSNESソフトにはそのコンバータの機能をブロックするための金具が付けられているものがあった。</ref>。光ディスクが採用されてからはソフトウェア側でリージョンを設定することが一般的となった。例えば[[プレイステーション]]・[[プレイステーション2]]・[[ニンテンドーゲームキューブ]]・[[Wii]]・[[Xbox]]・[[Xbox 360]]などはソフトウェアとハードウェアの両方にリージョンが設定されている。ソフトのリージョンとゲーム機本体のリージョンが一致しないと起動することができないが、DVDプレイヤーの例と同様に、制限を無効化する手段が非公式に用いられており、本体を改造するなどした場合はメーカーによる[[保証]]は当然無効となる。
 
一方で、リージョンが設定されていない、あるいは設定自体はあっても制限されないゲームソフトやゲームハードも存在する。そのため、品薄になっていたり、物価や[[為替レート]]の関係で日本での販売価格より安くなっている、日本国外向けモデルを[[輸入#並行輸入|並行輸入]]して販売する例が見られる(並行輸入された商品はメーカーによる保証の対象外である)。[[ゲームボーイ]]・[[ゲームボーイアドバンス]]・[[ニンテンドーDS]]([[ニンテンドーDSi]]・[[ニンテンドーDSi|ニンテンドーDSi LL]]・[[ニンテンドー3DS]]は除く)・[[プレイステーション・ポータブル]]・[[プレイステーション3]]は、日本仕様のゲーム機であっても、例えばアメリカで発売されているほとんど全てのゲームソフトをプレイすることができる。しかし、その逆の、日本版のソフトと他地域のハードの組み合わせでは起動できない場合や不都合が生じる場合もある。なお、リージョンが設定されていない場合でも、ゲーム機本体に設定のない言語(特に英語以外の言語)のソフトを使用すると、不都合が生じる場合がある。<!--DSは言語表示の問題で中国版が他国版の上位互換だったか?--><!--言語データがソフトの方に入っている場合は問題ないはず。<独自研究!!> -->
 
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