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'''宮下 啓三'''(みやした けいぞう、[[1936年]]9月 - [[2012年]][[5月6日]])は、日本の文学者([[ドイツ文学者]])、[[慶應義塾大学]]名誉教授。
 
== 人物 ==
[[東京生まれ府]]出身[[慶應義塾幼稚舎|幼稚舎]]から[[慶應義塾|慶應義塾]]一筋に学び、1959年慶應義塾大学独文科卒、1965年同大学院博士課程単位取得満期退学。1977年「18世紀ドイツ戯曲史とブランクヴァース」で慶應義塾学より[[文学博士]]。慶大法学部助教授、教授、2001年定年退任、2007年まで[[帝京大学]]教授。1978年日本観光文化奨励賞受賞を賜る
 
後に慶應義塾大学法学部助教授、教授を歴任し、2001年定年退任、2007年まで[[帝京大学]]教授。1978年日本観光文化奨励賞受賞。
 
専門はドイツ演劇、スイス文化史。日本文学や[[日本アルプス]]に関する著書もある。三田文学会理事。妻は[[与謝野鉄幹]]の孫(末子藤子の娘)<ref>相良守峯『茫々わが歳月』p.428</ref>
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== 著書 ==
* 中立をまもる スイスの栄光と苦難 講談社現代新書 1968
* スイス・アルプス風土記 白水社 1977.8
* [[ウィリアム・テル]]伝説 ある英雄の虚実 日本放送出版協会 1979.7(NHKブックス)
* メルヘン案内 [[グリム兄弟|グリム]]以前・以後 日本放送出版協会 1982.4(NHKブックス)
* 十八世紀ドイツ戯曲のブランクヴァース 慶應義塾大学言語文化研究所 1984.2
* イラストドイツ語入門 郁文堂 1990.4
* 700歳のスイス アルプスの国の過去と今と未来 筑摩書房 1991.11(ちくまライブラリー)
* 人間を彫る人生 [[エルンスト・バルラハ]]の人と芸術 国際文化出版社 1992.1
* 日本アルプス 見立ての文化史 みすず書房 1997.5
* メルヘンの履歴書 時空を超える物語の系譜 慶應義塾大学出版会 1997.7(Keio UP選書)
* ドイツ語はじめの一歩 第三書房、1998
 
== 共編著 ==
* ドイツの言語文化 思想と文学を中心に [[西尾幹二]]共著 旺文社 1980.11(テレビ大学講座)
* グリム・森と古城の旅 メルヘン街道をゆく NHK取材班 日本放送出版協会 1986.2
 
== 翻訳 ==
* わが愛の遍歴 [[アルマ・マーラー]]=ウェルフェル [[塚越敏]]共訳 筑摩書房 1963
* アビニョンのりゅう ユルゲン・タムヒーナ 講談社 1971(世界の絵本 スイス)
* [[ベルトルト・ブレヒト|ブレヒト]] マリアンネ・ケスティング [[内垣啓一]]共訳 理想社 1971
* 城壁の前での大いなる弾劾(T.ドルスト 現代世界演劇8 白水社 1971
* ひとりぼっちのハンス バーナデット・ワッツ 講談社 1972(世界の絵本 スイス)
* 兎の夏 アドルフ・ムシュク 新潮社 1972
* 群盗・ディミトリー [[フリードリヒ・フォン・シラー|シラー]] 世界文学全集 17 講談社 1976
* スイス・オーストリーの風土 ハインツ・フィッシャー 同学社 1978
* クラヴィーゴ [[ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ|ゲーテ]]全集 4 潮出版社 1979.7
* 天使バビロンに来たる-三幕の断片的喜劇(「物理学者たち」[[フリードリッヒ・デュレンマット|F・デュレンマット]] 早稲田大学出版部 1984
* 近代文化史 ヨーロッパ精神の危機/黒死病から第一次世界大戦まで 1-3 エーゴン・フリーデル みすず書房 1987-1988
* マウンテン・ワールド 第2巻 スイス山岳研究財団 佐藤まり子共訳 小学館 1989.6
* マウンテン・ワールド 第6巻 スイス山岳研究財団 小学館 1989.6
* [[ウィリアム・シェイクスピア|シェイクスピア]]の英語 言葉から入るシェイクスピア マンフレート・シェーラー 岩崎春雄共訳 英潮社新社 1990.10
* [[ヴィルヘルム・ディルタイ|ディルタイ]]全集 第7巻 精神科学成立史研究 白崎嘉昭共編 法政大学出版局 2009.7
 
== 脚註 ==
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<references />
 
{{DEFAULTSORT:みやした けいそう}}