「野比のび太」の版間の差分

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=== 体格 ===
身長は[[剛田武|ジャイアン]]より低く、[[骨川スネ夫|スネ夫]]より高い。他のクラスメイトたちと比較しても平均的な体格だが、やややせ気味。129.3cmのドラえもんと比べてもると高身長だが<ref group="†">しかし、[[ドラえもん (1973年のテレビアニメ)|テレビアニメ第1作]]の頃は、ドラえもんの方が少し高めであった</ref>、これはドラえもんがのび太を見下ろさないための配慮であるとされる{{誰2|date=2012-2}}。大人ののび太の身長は176.9cmである<ref>『映画ドラえもん 感動名作選 帰ってきたドラえもん・のび太の結婚前夜』小学館〈THIS IS ANIMATION〉、1999年10月20日発行。ISBN 4-09-101550-6</ref>。
 
未来ののび太は中年期以降には父ののび助のような外見になっており、56歳になったのび太は眼鏡を外している<ref>てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』5巻収録「45年後…」</ref>。[[ドラえもん (1979年のテレビアニメ)|テレビアニメ第2作1期]]で大人ののび太は少年時代の特徴を残したのまま大人になった印象で、細身で眼鏡をかけている<ref name="anime-wakarazuya">36巻収録「のび太の息子が家出した」のアニメ版「わからずやのパパは、のび太」(1984年11月16日放送)</ref><ref name="minidorasos">映画『[[ドラミちゃん ミニドラSOS!!!]]』</ref>が、[[ドラえもん (2005年のテレビアニメ)|テレビアニメ第2作2期]]における大人ののび太は原作に準拠したキャラクターデザインになっている。原作では細身の大人のび太<ref group="†">高校、大学生、しずかとの結婚前</ref>と中年太りのび太<ref group="†">ノビスケの生まれている中年期以降ののび太</ref>も登場する。
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勉強もスポーツも苦手だが、物事を楽しむのが得意で想像力にも長けており、ドラえもんの出す道具を器用に使って様々な空想を実現させて友人達を楽しませることも多い。その空想の豊かさは、普段はのび太をバカにするスネ夫とジャイアンも賞賛を送る程のものである。道具を使いこなすことについては非常に応用が利き、持ち主のドラえもんにも幾度となく「道具の使い方に関しては君は天才だ」などと言われている。反面「幼稚園のプール」と言われただけで「子供を泣かして追い出される」ところまで想像するなどネガティブな思考をしてしまうことも多い<ref>3巻収録「ソウナルじょう」</ref>。
 
なまけ者ではあるが人の役に立ちたいという気持ちは強く、しずかを思うあまりに彼女を役に立ちたいという気持ちをよく起こし果敢に努力が、その気持ちが空回りしておかしな方向に進むことも少なからずあり、道具をねだられるドラえもんに鬱陶しがられることもある<ref>41巻収録「みえないボディガード」</ref>。
 
原作者の藤子・F・不二雄は、「のび太にも良いところが一つだけある。それは彼は反省するんです。(中略)いつまでもいつまでも今より良い人間になろうと努力するんです」とのび太の長所をあげている<ref>NHK「[[あの人に会いたい]] #100 藤子・F・不二雄」</ref>。
 
=== 短所 ===
性急さに欠けており、極めて意志が弱く怠惰で、どんなことでもすぐ他者(ドラえもんを中心)に頼る<ref>ただし親を頼ることは少なく、特にジャイアンなどにいじめられた場合は全くといっていいほど親はもちろん先生に泣き付くこともしない。もっとものび太自身、親や先生に訴えても無駄だと最初からあきらめている可能性はある</ref>。何か困ったことに出くわすと、大抵は「ドラえも~ん!!」と泣き叫んでドラえもんに泣きつき、彼のポケットをあてにする。自分で努力をする必要がないと思えば何もしない性格で、道具を使って頭の中身は現在のまま幼児時代に戻った時などは、「天才少年」と誉められてうかれ、調子に乗ってそのまま何の努力もしなくなり、[[タイムテレビ]]でみた未来予想では元より頭が悪くなってしまったこともあった<ref>15巻収録「人生やり直し機」。なお、この時には「知能は小学2年生程度」と第三者から判定され、「ほんとは4年生なのに」と内心ショックを受けていた。</ref>。
 
基本的にまわりくどいことも苦手で、極端なほどの面倒くさがり屋であり、「トイレに行きたいけれど面倒くさいからどうしよう」と尿意を我慢しながら延々と考えるほど<ref>13巻収録「いただき小ばん」</ref>。また内服薬系の道具を使う際、「用法通りに何度も飲むのが面倒くさい」理由で一度に多量に飲み、一度に現れる効果が強くなり過ぎる失敗をしている<ref>36巻収録「サカユメンでいい夢みよう」ほか。ただし20巻収録「ぼくをタスケロン」の場合のように、無理矢理そうさせられることもある。なお、実際の薬でこういう多量投与をすることは生命の面でも非常に危険である。</ref>。