「ビーバー」の版間の差分

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草食性で、日に2キロもの木の葉や草、木の皮などを食物とする。葉を食料とするために木をかじり倒すことも多い。50センチメートルの枝ならわずか3分で丸裸にしてしまう。池底に沈む奇妙な白い枝はビーバーの食後の跡である。
 
皮膚をぬらさない為に[[グルーミング|毛づくろい]]をする。足の間に油を出す部分があり、この油を前足で毛に塗りつけることを岸辺で行っている。毛づくろいが終わると水の中に入る。[[コヨーテ]]・[[イタチ]]・[[テン]]などの[[天敵]]から身を守るために、陸地で活動することは少ない。岸からせいぜい20メートルの距離で食事するぐらいである。
 
== ダムと巣 ==
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ビーバーが環境を大きく変えることで多くの命を森に呼び込んでいる。川が流れているだけで[[水鳥]]は住めない場所であったものが、池になることで[[渡り鳥]]もやってくる。池にはたくさんの[[水草]]も育ち、様々な生物で賑わうようになる。数十年経つと池は土砂に埋まって使えなくなり、残された栄養たっぷりの土砂には草が良く育ち、池は後に広大な草原に生まれ変わり、森の草食動物の貴重な食事場所になる。しかし、天敵がいない環境だと、[[#人との関わり|後述の森林破壊]]になるケースもある。
 
2011年現在で確認されている世界最大のビーバーのダムは、2007年10月に[[カナダ]]・[[アルバータ州]]の[[ウッド・バッファロー国立公園]]内で発見されたダムで、長さは850mにもなる。ダムそのものに草木が生えていることから、1970年代から建設が始められ、数世代に亙って拡張され続けているものと考えられている。このダムは更に拡大を続ける可能性がある<ref>[http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2723715/5720441 宇宙からも見えます!世界最大のビーバー・ダム発見 カナダ - afpbb] 2010年5月6日閲覧</ref>。2011年04月29日にカナダ・アルバータ(Alberta)州で『原油のパイプライン破断事故』が発生した。その後に同州環境当局者は、「ビーバーが作ったダムにより、被害も拡大せずに済んだ」っとの趣旨を、公表している。<ref>[http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2798327/7174777 ビーバーが原油流出封じ込めに協力!カナダ]afpbb(2011年05月05日より)</ref>
 
:2011年04月29日にカナダ・アルバータ(Alberta)州で『原油のパイプライン破断事故』が発生した。その後に同州環境当局者は、「ビーバーが作ったダムにより、被害も拡大せずに済んだ」っとの趣旨を、公表している。<ref>[http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2798327/7174777 ビーバーが原油流出封じ込めに協力!カナダ]afpbb(2011年05月05日より)</ref>
 
== 種 ==
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ビーバーの毛皮を求める行動が、欧州の北米進出を加速させた面があり、このことからカナダでは[[国獣]]としてビーバーが指定されている<ref>[http://mainichi.jp/select/world/newsinbrief/news/20111031reu00m030001000c.html 世界の雑記帳:カナダでシロクマ国獣化の動き、ビーバーの「人気凋落」で] - 毎日新聞 2011年10月31日</ref>。
 
== ビーバーをモチーフにした作品 ==
ビーバーが主たるモチーフであったり、主役として活躍するもの。
* 絵本『ベントリー・ビーバーのものがたり』 (文/[[:en:Marjorie W. Sharmat|マージョリー・W・シャーマット]]、絵/リリアン・ホーバン)