「日給簡」の版間の差分
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日給簡は[[木工寮]]が製作し、[[清涼殿]]の「殿上の間」に設置されていた。長さ5尺3寸、上辺幅8寸、下辺幅7寸、厚さ6分の木製の簡で、上中下の3段構成になっており、上から四位・五位・六位(蔵人以外で昇殿を許された者)の官人の官位氏名が書きこまれていた。午前に殿上の間に掲げられ、午後(未二刻、後に未三刻)に絹の袋に入れて普段は簡の下に置かれている唐櫃に納められる。唐櫃に収められる前に出仕の手続をしなければ不参(出仕しなかった)とみなされた(ただし、早朝の業務に出ていたことが確認できる者は、簡が出される前に帰宅した場合でも特例で出仕扱いされた)。
出仕した者は[[放紙]](
[[京都御所]]の殿上の間には現在も、[[安政]]年間に作成された日給簡が設置されている。
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