「入学試験」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
明らかな独自研究を除去
6行目:
[[高校受験]]においては、主に[[私立学校|私立高校]]では「入学試験」、[[公立学校|公立高校]]では「入学者選抜のための学力検査」と呼ぶ。
 
==概要==
==入学試験を実施する目的==
ある学校に入学できる定員が制限されており、かつその学校の入学志願者が定員より多い場合、定員分だけを選抜するために行なわれる場合が多い。もっ入学試験を受けるこも、志願者がを予員に達していなくても、志願者のレベルによ選抜者、及び入学試験行うために実施され受け者を「'''受験生'''」もあるいうこれは定員内不合格と呼ばれ{{要出典|date=2009年9月}}、生徒の力水準を維持し、[[学力偏差値]]下落を防ぐなどの効果がある一方、も偏差値が低いレベル高学年に在籍中定員割れ校(いわゆる受験生は「'''[[教育困難校現役|底辺校現役生]])でも実施される'''」いわれすで学校を卒業した受験生は「'''[[知的障害者過年度生]]'''」といわれる。また過年度生全日制普通高校入学が困難うち、受験で不合格になるとったまま卒業し、翌年の合格を目指して問題に予備校や自宅どでもう1年の準備を続けている受験生は「'''既卒生'''」または「'''浪人生'''」といわれる。地域大学受験よっおいては各種の事情により[[養護学ほとんど影響は無いが、高]]高等部受験も入学できな場合ては過年度生は現役生と違い各種の制約がある。なお定員内不格を実施するかが多いが、これ都道府県当該記事よっ詳述され異なる。
 
前述のような定員分だけを選抜する試験では、俗に言う「落とすための試験」になる。
 
==受験生==
入学試験での合格に向けた学力向上などの準備には、最低でも数ヶ月をかけるのが通例であるが、上級学校などへ進学するために、合格を目標にして準備をしている人を「'''受験生'''」という。学校の最高学年に在籍中の受験生は「'''[[現役|現役生]]'''」といわれ、すでに学校を卒業した受験生は「'''[[過年度生]]'''」といわれる。また過年度生のうち、受験で不合格になったまま卒業し、翌年の合格を目指して予備校や自宅などでもう1年の準備を続けている受験生は「'''既卒生'''」または「'''浪人生'''」といわれる。大学受験においてはほとんど影響は無いが、高校受験においては過年度生は現役生と違い各種の制約がある場合が多いが、これは当該記事に詳述されている。
 
また、一旦合格して進学したが、別の学校への入学を目指す場合もある。これは「'''[[再入学]]'''」「'''[[仮面浪人]]'''」「'''[[再受験]]'''」などといわれる。これらも過年度生の一種であるが、「再受験」は通常の過年度生のことも指したり、「再入学」は同種学校の既卒者の入学のことも指したりするため、用法は一定していない。
 
進学競争の過熱を[[戦争]]になぞらえて「'''受験戦争'''」と表現することもある。また「'''お受験'''」という場合は、主に保護者による積極的関与がある小学校くらいまでの低年齢の受験を指すとされる。
 
== 受験時期 ==
24 ⟶ 17行目:
 
==日本での現状==
[[日本]]では、[[幼稚園]]・[[保育園]]、[[小学校]]、[[中学校]]、[[中等教育学校]]、[[高等学校]]、[[高等専門学校]]、[[専修学校]]、[[大学]]の、[[学部]]、[[短期大学]]、[[大学院]]、[[各種学校]]のいずれにおいても、入学試験が存在する場合がある。特に中学校までは義務教育の範囲のため公立の場合は入学試験はない。高等学校や大学は、その大部分に入学試験がある。また一部の[[学習塾]]、[[予備校]]でも、入学して授業を受けたり、クラス分けをするのに試験がある場合がある。これは「入室テスト」などと呼ばれる場合が多いが、[[習熟度別教育]]を行ない、授業の効率を高めるために行われている。
 
*[[幼稚園受験]]、[[小学校受験]]は、主に[[国立学校|国立]]・[[私立学校|私立]]の学校で行われているが、上級学校に連続している私立幼稚園や、私立小学校が少ないため、盛んな地域でもかなり少数派である。
 
*[[中学受験]](中等教育学校受験を含む)は、[[首都圏 (日本)|首都圏]]と[[京阪神]]においては国私立学校が多いために盛んであり、地域によっては小学6年生の4分の1程度が国私立学校に入学しているが、それ以外の地方ではあまり受験熱はなく、そのまま[[公立学校|公立中学校]]に入学する場合が多数である。なお、公立中等教育学校入試では、学力検査は課されず、適性検査や作文・面接などによる試験が行われている。
 
*[[高校受験]]は、[[国立学校|国立]]・公立・私立ともに多くの学校で入学試験があり、高校進学率が9割を超えているため、日本の全域で一般的に行われており、最も多くの人が経験する入学試験である。
 
*[[専修学校受験]]は、学力試験がない。
 
*[[大学受験]]は、高校と同様に多くの学校で入学試験があるが、少子化により、一部の大学では以前ほどの過酷さはない。そのため、志願者の減少が進む一部の大学では推薦入試による定員を拡大するなど、早期に新入学生を確保する動きがある。これにより、少子化が問題視される以前と比べ、入試難易度が下降した大学も見受けられ、それまで進学希望者の割合が低かった高等学校においても推薦入試による進学希望者が増加している。通信過程の放送大学は例外で入試が無い。
 
*[[大学院受験]]は、志願者に対して大学院の数・定員が多いことと、試験科目が少ないこともあって、大学本体よりも簡単な場合もある。また、教授や研究室との(研究活動に関する)[[相性|コネクション]]も重要な要素となるため、一般入試でも面接が課されるのが普通であるなど、他の受験と性質が大きく異なる。
 
なお、高等学校・大学の[[通信教育課程]]においては一部の学校を除いて書類選考のみで入学が決定される(そのため、事実上、入学資格があれば希望者は全員入学できる学校も多い)が、大学院の通信教育課程は通学課程と同じように入学試験がある。
 
日本での入学試験の特徴として、入学後の[[進級試験]]や[[卒業試験]]に比べて難度が高く設定されている場合が多いという点が挙げられる。卒業が容易なため、特に大学で、学生が入学時に比べて勉学に怠惰になるなどの悪影響が指摘されている。
 
中学校以上の入学試験では必ずといってよいほど[[学力検査]]が課されるが、運動能力などの実技試験が課される場合もある。また、高校受験では卒業校からの内申書が加味されることが多い。又、中学校、中等教育学校等でも調査票を提出させることも多い。
<!-- 高校受験と内申書#中学作成の内容ではないでしょうか?
「[[公立学校|公立高校]]では[[内申書]]が学力検査と同じくらい重要視される」との誤解が多い。ほとんどの公立高校では学力検査の成績で決まり、内申書の学力成績は参考程度に加味される。素行面などを悪く書くような内申書はまず存在しない。この内申書は素行面のことであると思われているが、学業成績の記載が主たる目的である。
-->
<!--上記に関してですが、多く(全て?)の都道府県では教育委員会が受検(この場合、受験ではなく受検です)における内申書の占める割合とその算出方法を公表しています。よって「ほとんどの公立高校では学力検査の成績で決まり」とは言えません。また、内申書に書くべき特記事項も公的に決まっていますから、「素行面などを悪く書くような内申書はまず存在しない。」とも言えません。-->
 
高校・大学の入学時には、基本的に下級学校の[[卒業]]が前提になる。卒業していない場合は入学資格試験を受験しなければならない場合が多い。中学校の場合は[[就学義務猶予免除者等の中学校卒業程度認定試験|中学校卒業程度認定試験]](中検、中認)、高校の場合は[[高等学校卒業程度認定試験]](高認)の合格をもって、卒業と同等とみなされる。
53 ⟶ 24行目:
 
大学・大学院・専門学校では、社会人としての経歴(職歴など)を有する人に対して社会人入試を実施する学校も増加してきている。
 
浪人することを避けるために、実力では十分可能な学校の入学試験を受けること、またはその学校を'''滑り止め'''という。これに対して、第一志望校を'''本命'''と呼ぶ。([[併願受験]]を参照)
 
なお、学校でどのような技術・知識を身につけたかが重要であり、入学時での学力は関係ないとする考えから、「入試を廃止せよ」とする意見も昔から根強く見られる{{要出典|date=2009年9月}}(この場合、卒業を難しくしなければならない)。
 
===相次ぐ出題ミス・採点ミス===