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==海外の入学試験==
諸外国の典型を俯瞰すると、[[ヨーロッパ]]では[[国際バカロレア資格]]におけるスコアを大学等の高等教育機関の入学試験の要件として課す場合が多い。[[イギリス]]では、A-Levelという試験を大学等の高等教育の入学試験として課している。アメリカでは学科試験、高校の成績と面接、各受験者の特別な才能等、大学ごとの入学者選抜行われる。同時にアメリカの最高水準の大学の入学許可を得るのは、受験(努力して合格する)という範疇を越えており、家柄や天才的才能、誰から[[推薦状]]を貰っているかなどといった先天的な部分が大きく影響する(俗に[[ガラスの天井|グラスシーリング]]<ref>天に手が届くように見えて決して届かない見えざる壁という意味</ref>と呼ばれる)ため、トップレベルの大学への入学が困難である事も多い。例として[[イギリス]]では、[[オックスフォード大学]]ないし[[ケンブリッジ大学]]への入学資格の有無は生まれたその時点でほぼ決定していると云われる。中国や韓国等アジア諸国においても共通試験や各大学の個別試験等が大学等の入学試験として課される。海外は日本に比べて学歴社会の傾向が強く、学歴による格差が大きい。日本は学歴による収入の差が諸外国に比べ小さい
 
中国や韓国等アジア諸国においても共通試験や各大学の個別試験等が大学等の入学試験として課される。
 
大陸ヨーロッパでは一般的に無期限の在学が可能で学費も無償かそれに近いため、働きながら卒業を目指す学生も多く存在する。アングロ・サクソン型は、大学及び大学院が最も学業が忙しくなる期間であり、働きながら卒業を目指すことが難しい。(フランスを除く欧米の大学ではこのような制度であるため、日本のように、在学中に就職活動を行い、卒業と同時に就職することは少ない。)そのために主に(税制で有利なため)民間の奨学金や[[インターンシップ]]といった制度が家計面で補完的な役割を担っている。アジア型は、卒業までの期間が法的に定まっている場合が多く(日本の場合は最大8年間とされる)、一部の優秀な学生以外には有利な条件の[[奨学金]]が与えられないために、親の経済に依存せざるを得ない。アジア型の極端な例が[[大韓民国|韓国]]と日本であり、両国とも国家及び民間による教育に対する公共投資額が低い傾向にある。
 
海外は日本に比べて学歴社会の傾向が強く、学歴による格差が大きい。日本は学歴による収入の差が諸外国に比べ小さい。
 
==日本以外での経緯==