「小袖曾我薊色縫」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
72行目:
清心と十六夜はそれぞれの時代の最も人気がある立役と立女形がつとめるのが慣行となった。戦前は[[市村羽左衛門 (15代目)|十五代目市村羽左衛門]]と[[尾上梅幸 (6代目)|六代目尾上梅幸]]。戦後は[[市川團十郎 (11代目)|十一代目市川團十郎]]と[[尾上梅幸 (7代目)|七代目尾上梅幸]]。今日では[[片岡仁左衛門 (15代目)|当代片岡仁左衛門]]と[[坂東玉三郎 (5代目)|当代坂東玉三郎]]などが代表的な取り合わせとなっている。
 
前半の眼目は殺人を犯した清心が入水を図ろうとした途端に月が出て、「しかし待てよ。・・・」の台詞の後悪人に豹変する場面で、それまでの立役の二枚目から小悪党へと役の性根が大きく変わる様を、十五代目羽左衛門は「何だか、玄治店の与三郎が蝙蝠安になったようだ。」と実にうまい表現をしていた。
 
== 関連項目 ==