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『'''シャーロック・ホームズの思い出'''』(シャーロック・ホームズのおもいで、''The Memoirs of Sherlock Holmes'')は、[[イギリス]]小説[[アーサー・コナン・ドイル]]により書かれたる短編集。[[シャーロック・ホームズシリーズ]]の第2一つで、五つの短編集のうち2番目に発行された作品である出版社1893年の発行で、イギリスの「[[ストランド・マガジン]]」1892年12月号から1893年12月号よっかけ発表された11あるい12の短編を収録している<ref>ジャック・トレイシー'''シャーロック・ホームズの回想'''大百科事典となっている日暮雅通訳、河出書房新社、2002年、151頁</ref>
 
イギリスでの初版はジョージ・ニューンズ社から1893年12月13日に、アメリカでの初版はハーパー・アンド・ブラザーズ社から1894年2月2日に出版された。アメリカでの初版本には、短編「[[ボール箱]]」を含む12編が収録されていた。イギリス版およびアメリカの第二版以降では、ドイルの意向により「ボール箱」は削除され、11編の収録となっている<ref>コナン・ドイル著、クリストファー・ローデン注・解説『シャーロック・ホームズ全集 第4巻 シャーロック・ホームズの思い出』小林司・東山あかね、高田寛訳、河出書房新社、1999年、437頁</ref>。削除された「ボール箱」は、後に第4短編集『[[シャーロック・ホームズ最後の挨拶]]』に収録された。
英国版は1893年12月13日、米国版は翌1894年に発行。「[[ストランド・マガジン]]」誌に掲載していたもの。[[シャーロック・ホームズ]]の死を描いた「[[最後の事件]]」等を含む11編が収録されている短編集である。
 
なお、イギリス日本語[[「ボール箱」は、翻訳の底本に使用した版により、『シャーロック・ホームズの思い出』と『ズ#正典|正典]]だと「[[ボロック・ホル箱]]」がこムズ最後短編集挨拶』のどちらに収録されるかが異なっている。日本語版収録短編集についてのタイトル「[[ボ、訳者により『'''シャル箱#「ボロック・ホル箱」が収録ムズの回想'''』『'''回想のシャーロック・ホームズ'''』などの邦題も使用されてい短編集|ボール箱]]」を参照
 
== 収録作品 ==
タイトルは「ストランド・マガジン」に掲載されたもの。日本語版では訳者により様々な邦題が使用されている。括弧内は掲載号
* [[白銀号事件]]
* ''Silver Blaze'' - [[白銀号事件]](1892年12月号)
* [[黄色い顔]]
* ''The Cardboard Box'' - [[ボール箱]](1893年1月号)
* [[株式仲買店員]]
* ''The Yellow Face'' - [[黄色い顔]](1893年2月号)
* [[グロリア・スコット号事件]]
* ''The Stockbroker's Clerk'' - [[株式仲買店員]](1893年3月号)
* [[マスグレーヴ家の儀式]]
* ''The Gloria Scott'' - [[グロリア・スコット号事件]](1893年4月号)
* [[ライゲートの大地主]]
* ''The Musgrave Ritual'' - [[マスグレーヴ家の儀式]](1893年5月号)
* [[背中の曲がった男]]
* ''The Reigate Squire'' - [[ライゲートの大地主]](1893年6月号)
* [[入院患者]]
* ''The Crooked Man'' - [[背中の曲がった男]](1893年7月号)
* [[ギリシャ語通訳]]
* ''The Resident Patient'' - [[入院患者]](1893年8月号)
* [[海軍条約文書事件]]
* ''The Greek Interpreter'' - [[ギリシャ語通訳]](1893年9月号)
* [[最後の事件]]
* ''The Naval Treaty'' - [[海軍条約文書事件]](1893年10月号・11月号)
* ''The Final Problem'' - [[最後の事件]](1893年12月号)
 
== 脚注 ==
<references />
 
{{シャーロック・ホームズシリーズ}}