削除された内容 追加された内容
Manxcat (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
しまあじ (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
9行目:
 
== 用途 ==
カキタンニンには防腐作用があるため、[[即身仏]]([[ミイラ]])に塗布したり、水中で用いる[[魚網]]や[[釣り糸]]の防腐と、強度を増すために古くから用いられてきた。また、木工品や木材建築の塗装の下地塗りにも用いる。[[縄灰]]と混ぜて外壁の塗装にも使用された。更に紙に塗って乾燥させると硬く頑丈になり防水機能も有するようになるため、かつては[[うちわ]]や[[傘]]、[[紙衣]]の材料として用いられ<ref>{{Cite book |author=[[本田豊]] |yeardate=2008年 |title=絵が語る知らなかった江戸のくらし |page=100ページ |publisher=遊子館 |isbn=4-946525-90-2C0021}}</ref>、現在でも染色の型紙などの紙工芸の素材としても重要である。
 
タンニンが水溶性[[タンパク質]]と結合して沈殿を生じる性質は[[清酒]]の清澄剤として利用されており、今日ではこの用途で最も多く用いられている。[[塗料]]としての用途は近年は利用が少なくなっているが、[[シックハウス]]症状を起こさない塗料として再評価されつつある。染色にも用いられ、出来上がりの茶色の色合いが柿渋染めとして好まれる。