「アームストロング砲」の版間の差分

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廃棄されたアームストロング砲は輸出禁止が解除され、[[南北戦争]]中の[[アメリカ合衆国|アメリカ]]へ輸出された。南北戦争が終わると[[幕末]]の[[日本]]へ売却され、[[戊辰戦争]]で使用された。中でも[[江戸幕府]]が[[トーマス・ブレーク・グラバー|トーマス・グラバー]]を介して35門もの多数を発注したが、グラバーが引き渡しを拒絶したために幕府の手には届かなかった。
 
日本では[[司馬遼太郎]]の書いた作品中小説で当時の最新最高の兵器として活躍したことから有名になったが、その威力に関してはかなり誇張されたフィクションであり、史実では大活躍したとは言い難い。日本で輸入使用されたのは主に6ポンド軽野砲であったが口径は64mmに過ぎず、これは当時の日本で主力洋式野戦砲だった[[四斤山砲]](前装ライフル[[青銅砲]]・口径86.5mm)よりも小口径である。射程や発射速度では上回るものの、[[榴弾]]威力で特段優るわけではなかった。
<!-- しかし、現代ではフィクションであるはずの司馬遼太郎の書いたアームストロング砲の活躍が史実であったかのように受け入れられている。 -->