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『'''NIGHT HEAD'''』(ナイトヘッド)は、[[1992年]][[10月8日]]から[[1993年]][[3月18日]]まで[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系で全21話が深夜に放送された[[サイエンス・フィクション|SF]][[特撮]][[テレビドラマ]]。[[超能力]]を二人の兄弟の過酷な運命を描き、カルト的な人気を得た。後に[[映画]]、[[小説]]、[[漫画]]、[[テレビゲーム]]も製作される。
 
2006年6月、当作をベースとしたアニメーション、『[[NIGHT HEAD GENESIS]]』がパソコンテレビ[[GyaO]](アニメ)で第一話が放送。
 
== 概要 ==
原案となっているのは、『[[世にも奇妙な物語]]』で[[飯田譲治]]脚本&演出で放送された「[[常識酒場]]」「トラブル・カフェ」である。このときの兄弟を演じているのは、霧原直人に[[今井雅之]]、霧原直也に[[東根作寿英]]である。「常識酒場」のストーリーは、そのまま第1話に流用された。後に今井雅之は、テレビ番組の好評を受けて製作されたスペシャル番組「NIGHT HEAD THE OTHER SIDE」(後述)で主演の刑事を演じている。
 
ある施設に隔離されていた霧原兄弟がそこを飛び出すところから物語は始まる。ストーリーは霧原兄弟を中心に動いていき、二人に対して過酷な運命が次々と襲いかかってくることとなる。最初から最後まで見ると納得できる骨太な構成となっており、超能力用語も多用されている。また番組冒頭の映像では[[ロンゴロンゴ]]が映し出されるなど、[[超古代文明]]や[[精神世界]]などの要素などもストーリーに組み込まれている。
 
超能力ものというのは当時使い古されていた手法で、決してヒットしないだろうと製作者側で言われていたのだが、ワンシーズン終了後、[[深夜番組]]にもかかわらず圧倒的な人気を得た。それまでの超能力ものは、超能力を持つことが本人にとって益となるような肯定的な描かれ方をしたものが多かったが、本作は(当初は)[[超能力]]を持つことで人が苦しみ、悲しみ、不幸になるような、否定的な描かれ方をしたところが斬新であり、その逆説的なリアリティが過去作と一線を画したといえる。視聴率も良く、その後、映画化までされるという社会現象を巻き起こす。主演には豊川、武田の美男子二人を起用し、どこまでもシリアスに悲劇的に演じさせ多くの視聴者の共感を得た。
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「NIGHT HEAD」(ナイト・ヘッド)……それは、人間が使用していないとされている[[脳]]の容量である70パーセントの部分を指す言葉である。人間が持つ不思議な「力」は、この70パーセントの部分に秘められていると言われる。
 
[[念力|サイコキネシス]]など攻撃的な超能力を持つ霧原直人、リーディングなどの超能力を持つ霧原直也の兄弟は、15年前の幼い頃から両親と離れ、人里離れた山の中にある御厨研究所に隔離されていた。研究所は強力な超能力者である岬老人によって結界が張られており、霧原兄弟は脱走しようとしても跳ね返されるばかりであった。
 
しかしある日、研究所に張られていた結界が無くなり、兄弟は研究所を脱走することに成功する。しかし彼らの持つ超能力は、外の世界にあふれていた「マイナスのエネルギー」を引き寄せることとなる。二人に降りかかる事件の数々。そんな二人を導くかのように現れる謎の少女、双海翔子。「変革」とは何なのか。そして「ミサキ」とは。
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[[Category:SFテレビドラマ]]
[[Category:超能力を題材とした作品]]
[[Category:超古代文明を題材とした作品]]
[[Category:ミステリーDX]]
 
[[en:Night Head]]