「藤田スケール」の版間の差分
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[[File:Fujita scale technical.svg|thumb|right|300px|風速に関係する3つのスケールの相互関係を表した図。<br>青: ビューフォート風力階級<br>赤: 藤田スケール<br>緑: マッハ数]]
藤田が提唱したスケールの原型はF0からF12までの13階級であった。これは、[[ビューフォート風力階級]]や[[マッハ数]]との互換性を保つために考慮した上での措置であった。F1で定義された風速の範囲がビューフォート風力階級の風力12に対応する一方で、藤田スケールの最高階級であるF12の風速は、マッハ1.0に相当する(右図)。さらに、F0は被害がない状況を想定した階級である(なお、風速について言えば、おおよそビューフォート階級の風力8に相当する)。これと比較すると、ビューフォート階級の風力0の状態が如何に無風
藤田がトルネードのスケールを着想した当時、風によってもたらされる損害に関する情報はわずかであった。そのため、藤田のスケールが試みた具体的な被害状況の記述は経験的な推測による内容にすぎなかった。藤田は、現実に地球上で発生し得る竜巻の分類には、F0からF5までが実用的だろうと考えた。しかしながら、将来的に竜巻の被害分析手法がさらに発展した暁に、藤田スケールが再び使用される可能性があることを見越して、「想像もつかないほどの竜巻 (Inconceivable tornado) 」としながらも、藤田はF6の定義を付け加えた<ref name="SPC FAQ"/>。
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