「平面波」の版間の差分

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夜仮面様 (会話 | 投稿記録)
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命題1<br>
実数又は複素数に値を持つ実n変数関数Φが、
時間変数を持たない周期関数平面波であるとし、
KをΦの波数ベクトル(<math>K\neq 0</math>)とするとき、<br>
 
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<table border="1" ><tr><td>
命題2<br>
実数又は複素数に値を持つ実n変数関数Φが、時間変数を持たない周期関数平面波、KをΦの波数ベクトル(<math>K \neq 0</math>)とするとき、
 
(1)<math>K*T=2l\pi</math>(lは任意整数)となるような実n次元ベクトルTは、Φの周期である。
(2)n次元実定数ベクトルaが、<math>K*a\neq 0</math>を満たし、lが整数であるとき、
 
<div align=center>
<math>T=\frac{2\pi l\frac{ala}{\sqrt{K*a}}</math>
</div>
 
もまた、Φの周期である。
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<table border="1"><tr><td>
定理 (逆格子の存在)<br>
TとGを、n次実正則行列<math>{z}_{1},{z}_{2},...,{z}_{n}</math>を自然数とする。<br>
さらに、TとGの間に、
<div align=center>
<math>({}^{t}G)T=2\pi E</math></div>
 
の関係が成立するとする。さらに、Φは、波数<math>G({z}_{1},{z}_{2},...,{z}_{n})</math>の平面波とする。
<math>({}^{t}G)T=2\pi E</math>
 
このとき、<math>{T}_{1},{T}_{2},\cdots,{T}_{n}</math>は、全て、Φの周期となる。但し、
の関係が成立するとする。
<div align=center>
さらに、Φは、波数<math>G({z}_{1},{z}_{2},...,{z}_{n})</math>の平面波とする。
但し、<math>G({z}_{1},{z}_{2},...,{z}_{n})={z}_{1}{G}_{1}+\cdots +{z}_{n}{G}_{n}</math></div>
 
このときを意味し、<math>{T}_{1j},{</math>は、T}_の第j列ベクトルを意味し、<math>{2},\cdots,{TG}_{nj}</math>は、全て、ΦG周期とな第j列ベクトルを意味する。
 
但し、<math>G({z}_{1},{z}_{2},...,{z}_{n})={z}_{1}{G}_{1}+\cdots +{z}_{n}{G}_{n}</math>
<math>{T}_{j}</math>は、Tの第j列ベクトルを意味し、<math>{G}_{j}</math>は、Gの第j列ベクトルを意味する。
</td><tr></table>