「緑の政治」の版間の差分

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営利企業の自由を最優先する[[新自由主義]]的改革(およびその[[グローバル化]])は批判的である。この点で「もう一つの世界は可能だ」を合言葉に[[世界社会フォーラム]]を開催する[[アルテルモンディアリスム]]とも密接に結びついている。
 
「新しい社会運動」が主な源流になっていることもあって、みどりの政治は既存の[[左派]]・[[右派]]の軸で分類されることには消極的な場合が多いが、[[新左翼]]や[[アナキスト]]からの参加者があったこともあり、ふつう[[中道左派]]から[[左翼]]の一形態として捉えられる。ただし、みどりの政治のもう一つの流れとして、[[緑の保守主義]]というものもある。ドイツ緑の党は初期には保守派を多く含んでいた経緯もあり、[[保守思想]]に依拠する[[環境保護運動]]の源流は、[[ナチス・ドイツ]]以前にさかのぼる。
 
みどりの政治支持者には、[[現代]][[文明]]および[[消費社会]]批判・脱物質主義や[[サブカルチャー]]・[[カウンターカルチャー]]への関心、エコロジー・先住民保護などの文脈から例えば[[代替医療]]や[[スピリチュアリティ]]といったもの(主にアメリカの文脈では[[ニューエイジ]])への関心が強い人々を多く含んでいる(ドイツ緑の党の創設期の有力メンバーのひとりで芸術家の[[ヨーゼフ・ボイス]]が[[人智学]]に強い関心を持っていた等が具体的な例としてあげられる。いっぽう、いわゆる「スピリチュアル・グリーン」に批判的なみどりの政治支持者もいる)こともあって、[[無神論]]的・近代[[合理主義]]的な[[共産主義]](特に[[マルクス主義]])とは国家論や民主主義論などにおいて、ふつう一線を画するものと考えられている。また、みどりの政治は[[社会民主主義]]と関心が一致する場合が多く、しばしば[[連立政権]]を組むが、みどりの政治は国家との関係においては[[軍事]]や[[国家主義]]に否定的傾向があり、[[反戦]]的な傾向がある。このため国家の介入による[[公平]]を重視し、軍事力には必ずしも否定的ではない社会民主主義政党とは[[安全保障]]をめぐって対立する場合がある。
 
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