「河川地形」の版間の差分

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河川や旧河道の両側に発達する。周囲より1~3mも高く微高地となっている。このような隆起が生じるのは、洪水時に水が流路から溢れ出す際に水が急に広い土地に配分されるため、溢水の深さはこれまで流路の内部にあったときに比べて急に減少することになり、そのため溢水の水流と地表との摩擦の影響が強くなり、流速が減少することで運搬力が失われ堆積が行われるからである。最も多量に堆積する所は最初に流速の急減した流路の両側であり、そこから外側へいくに従って堆積物の量も大きさも減少するので、結局流路にそって高く、外側に向かって緩斜する隆まりが生じる。これが自然堤防である。
 
人間は昔から、自然堤防をえらび住み着いたので、古くからの民家がある。一般に砂質の[[シルト]]層が表層に見られ、民家として利用されるほか、畑であることが多い。
 
==== 後背湿地 ====
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