「ブラジル高速鉄道」の版間の差分

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時野 (会話 | 投稿記録)
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韓国の企業連合は[[韓国鉄道公社]]、[[現代重工業]]、[[現代ロテム]]、サムスンSGS、LG CNSなど総22社から成る<ref name="reuter1">{{cite web|accessdate=2010-01-12|publisher=ロイター|url=http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-18731220101221|title=ブラジルの資産家バチスタ氏、高速鉄道建入札への参加を検討}}</ref><ref name="searchina1">{{cite web|accessdate=2010-01-12|publisher=サーチナ|url=http://topics.jp.msn.com/life/article.aspx?articleid=456222|title=ブラジル高速鉄道事業、韓国が受注か、日本とフランスは入札を断念―韓国}}</ref><!--25社との報道もあり(Bloombergの記事参照)-->。
 
特に2010年11月29日に予定されていた入札では、高いリスク(後述)を嫌い各国企業連合が入札を見送る中、唯一応札する意志を示していた。韓国も条件とされているサンパウロ - リオデジャネイロ間の運賃199レアルを下回る運賃で運行が可能<ref name="bloomberg1"/>だとしており、当初は落札する見込みがもっとも高いとされていた
この背景には韓国企業連合が韓国政府の支援を受けており、リスク度外視でも同国が保有する[[韓国高速鉄道]](KTX)の技術の初海外輸出に結び付けたい意志があったとされる。
また地元資産家や建設会社と接触し、建設段階から協力する見込みもある<ref name="reuter1"/>。
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これらの理由からもっとも有力視されていた韓国企業連合だが、2010年11月26日になって入札は急遽2011年4月11日まで延期され、さらに4月7日になると7月11日まで再延期された。その理由としてブラジル政府は「政治的な判断」としていたが、実績の少ない韓国高速鉄道に不安を抱いているためとも、韓国企業連合の単独入札になるのを嫌い形式的にでも競争入札になることを狙ったものだとも言われている<ref name="diamond1">{{cite web|accessdate=2010-01-12|publisher=Diamond.jp|url=http://diamond.jp/articles/-/10688|title=ブラジル高速鉄道争奪戦 入札延期に望みつなぐ日本}}</ref>。
 
また韓国企業連合内部でも、ブラジル企業が土木事業の80%以上を手がけることになる条件から採算性を危ぶみ、現代アムコなど建築企業4社が2011年4月1日に連合離脱を表明、残る建築企業も存続に懸念を示す。および、施工にかかる事業費を実際より低く見積もっていたことが発覚し、韓国事業団の団長であった[[漢陽大学校]]の教授が解任されるなど問題も生じているた結果<ref>{{cite web|accessdate=2011-04-16|publisher=朝鮮日報|url=http://www.chosunonline.com/news/20110405000048|title=ブラジル高速鉄道受注に暗雲}}</ref>、結局2011年7月の入札では韓国勢も入札を見送った<ref>{{cite web|accessdate=2011-07-12|publisher=サーチナ|url=http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0712&f=national_0712_042.shtml|title=韓国がブラジル高速鉄道の入札を回避、理由は「収益が見込めない」}}</ref>
 
さらに、KTXは2011年現在、韓国内で多数の事故を起こしていることから安全性に疑問が呈されており、入札に影響が及ぶ可能性が指摘されている<ref>[http://japanese.joins.com/article/883/139883.html?servcode=400&sectcode=400 リコールを受けKTX、運行数を調整して整備] - 中央日報 2011年5月13日</ref>。