「1980年代・1990年代のJRダイヤ改正」の版間の差分

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東日本でダイヤ改正。
 
:[[京葉線]]が[[新木場駅]]まで延長、まされ貨物列車のみ運行されていた[[千葉みなと駅]] - [[蘇我駅]]間で旅客営業を開始した。京葉線の運行形態は西船橋駅 - 千葉みなと駅間から新木場駅 - 蘇我駅間に変更され、[[武蔵野線]]の電車が西船橋駅を経由して南船橋駅(一部列車は新習志野駅)および新木場駅に直通運転する形態となった。延長によって6駅が新たに開業し、特に[[舞浜駅]]は[[東京ディズニーランド]]の付近に開設された。
:[[中央線快速|中央快速線]]では、[[国分寺駅]]に待避線が設けられ、中央線快速のダイヤパターンが大幅に変更された。特別快速は高尾駅・大月駅発着の「中央特快」と[[青梅線]]直通の「青梅特快」に分けられ、「中央特快」が国分寺駅に停車するようになった。
:[[横浜線]]では、[[国鉄205系電車|205系]]が投入された。
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;普通・快速
:アーバンネットワークでは[[JR西日本221系電車|221系]]が導入された。新快速は朝晩に増発され、大阪駅基準で終発を23時に繰り下げた。運転区間も全列車[[米原駅]]まで延長され、日中時間帯は1時間あたり米原駅発着2本、草津駅発着1本、湖西線直通1本で運行されるようになった。[[JR神戸線]]の姫路方面 大阪駅間の朝ラッシュの外側快速は[[東加古川駅]]または[[芦屋駅 (JR西日本)|芦屋駅]]で待避をするようになった。[[草津線]]の客車普通列車や[[彦根駅]]発着の気動車列車が廃止された。湖西線・草津線では大阪駅直通の快速を設定した。
:[[嵯峨野線]]では翌年の電化に先立って嵯峨駅(現在の嵯峨嵐山駅) - 馬堀駅の複線化が行われ、京都駅 - 亀岡駅までは間の普通列車が1時間あたり3本に増発された。
:[[福知山線|JR宝塚線]]では日中に快速が設定され、朝晩に新大阪駅発着の列車が設定された。
:[[片町線|学研都市線]]では長尾駅 - 木津駅間が電化され、快速が1時間あたり日中3本、夕方は4本に増発された。103系の編成分割が行われ、木津駅に行くのは3両編成になった。
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:新特急「[[とちぎ (列車)|なすの]]」が、利用客減少と快速「ラビット」に変更された関係で、1往復が削減された。[[高崎車両センター|新前橋電車区]]の[[国鉄185系電車|185系]]の運用の上野駅発着から[[田町車両センター|田町電車区]]の185系の運用の変更と同時に新宿駅発着に変更された。車両編成のグリーン車の位置(7両編成の運用のため、6号車から4号車へ)も変更された。
;東海
:[[高山本線]]の優等特急・急行列車を中心としたダイヤ改正を実施した。急行「のりくら」全列車を特急「[[ひだ (列車)|ひだ]]」に格上げされた。富山駅発着系統も設定された。「ひだ」の全列車が[[JR東海キハ85系気動車|キハ85系]]に統一された。特急「北アルプス」は高山駅までの運転になった。
:新快速の運転区間が大垣駅 - 豊橋駅の運転に拡大され、車両も311系に統一された。
:関西・紀勢本線では[[名古屋駅]] - [[松阪駅]]・[[紀伊勝浦駅]]([[熊野市駅]] - 紀伊勝浦駅間は各駅に停車)に[[伊勢鉄道]]線経由の快速「[[みえ (列車)|みえ]]」(紀伊勝浦駅発着の列車に関しては特急「南紀」の格下げ)が新設された。
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:[[湖西線]]では日中の近江舞子駅発着列車が増発され、夕方ラッシュ時にも増発された。朝ラッシュ時の堅田駅折り返しに221系が使われるようになった。
:学研都市線では木津駅に行く編成を4両に変更した。
:嵯峨野線(山陰本線の京都駅 - 園部駅間)が電化され、[[国鉄113系電車|113系]]が投入された。また、京都駅からの普通は福知山駅まで行かなくなった。
:関西本線(大和路線では221系の追加投入により大和路快速の高速化が行われ、大阪環状線直通「区間快速」を朝ラッシュ時にも拡大した。快速の終発も繰り下げになった。
:阪和線では早朝・深夜に天王寺駅で折り返さないで[[大阪環状線]]・[[梅田貨物線]]を経由して新大阪駅へ向かう快速列車が新設された。
:広島地区では急行「[[みよし (列車)|ちどり]]」が[[備後落合駅]]発着に短縮され、[[木次線]]から優等列車が消滅した。
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;西日本(在来線)
:大阪駅 - 北陸間の特急「[[サンダーバード (列車)|スーパー雷鳥]]」が7両編成から9両編成に増結された。
:アーバンネットワークではJR神戸線で朝ラッシュ時に新快速が増発され、姫路方面 大阪駅間は新快速1本と外側快速2本のサイクルとなった。大阪駅から三ノ宮駅まで19分、姫路駅まで61分運転が確立し、大半の列車が221系を使うようになった。117系は快速運用に転用された。日中の西明石駅発着の快速が加古川駅まで延長され(延長区間は各駅に停車)、加古川駅発着の普通は西明石駅発着に変更された。その東海道本線(琵琶湖線に[[栗東駅]]が開業した。
:JR宝塚線では本数増発および113系の編成組み換えが行われた。
:学研都市線では、4月30日に[[JR西日本207系電車|207系]]F1編成が投入され、松井山手駅までの区間で運行を開始した。
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=== 9月1日 ===
JR西日本[[七尾線]][[津幡駅]] - [[和倉温泉駅]]電化開業した。一部の特急「雷鳥」「スーパー雷鳥」「[[しらさぎ (列車)|しらさぎ]]」が[[北陸本線]]から直通運転するようになった。また急行「能登路」が一部電車化された。同時に七尾線の非電化区間(七尾駅以北 - 輪島駅間)は[[のと鉄道]]に移管された。これに伴い、特急「ゆぅトピア和倉」は運転を終了した。
 
=== 9月14日 ===
JR西日本の[[北陸本線]][[坂田駅]] - [[長浜駅]]間が直流に切り替えられた。京都・大阪方面から新快速が乗り入れるようになるとともに、米原駅 - 長浜駅にも[[琵琶湖線]]の愛称が付くようになり与されて[[アーバンネットワーク]]の一員となった。湖西線で近江塩津駅・敦賀駅を発着する普通が気動車から北陸本線と共通運用の交直両用電車に置き換えられ、所要時間は[[近江今津駅]]から近江塩津駅まで18分、[[敦賀駅]]まで32分とスピードアップした。これと同時に坂田駅・[[河毛駅]]には普通が全列車停車するようになり、特に坂田駅では米原側へのホーム移設も行われた。
 
=== 11月1日 ===
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;東海道・山陽新幹線
:[[東海道新幹線]]の東京駅 - [[新大阪駅]]間で新造の[[新幹線300系電車|300系]]を使って朝夕に「'''[[のぞみ (列車)|のぞみ]]'''」が設定された。「のぞみ」は最高時速270km/hで運転され、この区間の所要時間は「[[ひかり (列車)|ひかり]]」の最短2時間52分(一部2時間49分)を大幅に短縮し、2時間30分で結んだ。朝の新大阪行きの列車は[[名古屋駅]]・[[京都駅]]を通過するダイヤを組んだ([[名古屋市|中京圏]]では[[名古屋飛ばし]]と呼ばれた)ことも話題になった。夕方の「[[ひかり (列車)|ひかり]]」の増発も行われた。
 
;北海道
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;西日本(在来線)
:アーバンネットワークでは、新快速の編成が8両編成以上に統一され、長浜駅にも8両編成が来るようになった。117系の新快速は大阪駅 - 京都方面間の朝晩の列車(奈良線快速と共通運用)のみとなった。姫路方面 大阪駅間の外側快速の待避駅に[[大久保駅 (兵庫県)|大久保駅]]が追加され、東加古川駅・芦屋駅で待避と大久保駅で待避の2パターンになった。日中の普通は西明石行きと神戸行きの順序が入れ替わり、三ノ宮駅で新快速と西明石駅発着の普通が相互接続するようになった。夜間に快速を増発し、西明石駅 姫路駅間と京都駅 野洲駅間の終電を繰り下げた。JR宝塚線では朝ラッシュ時の普通の一部を快速に変更し、終電も繰り下げになった。学研都市線では大半の列車が207系で運行されるようになり、103系は木津駅まで来なくなった。阪和線では夕方の区間快速を快速に変更し、鳳行きの普通を区間延長した。また、深夜時間帯には快速を増発した。
:北陸地区では、特急「[[北越 (列車)|かがやき]]」が増発され、和倉温泉駅発着列車が設定された。また、特急「[[あさま#信越本線長野以南優等列車沿革|白山]]」の2往復のうち1本が、[[小浜線]]では、急行「[[わかさ (列車)|はしだて]]」が廃止された。
:山口地区では、急行「[[いそかぜ (列車)|ながと]]」が廃止された。
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;九州
:[[ハウステンボス|長崎オランダ村ハウステンボス]]のオープン(3月25日)に合わせ、特急「[[ハウステンボス (列車)|ハウステンボス]]」を新設(当初は臨時列車扱い)。博多駅 - [[早岐駅]]以東は「[[みどり (列車)|みどり]]」との併結運転となり、博多駅 - [[肥前山口駅]]以東では「みどり」「[[かもめ (列車)|かもめ]]」「ハウステンボス」の3系統が併結となる列車も登場した。「電車と気動車との[[協調運転]]」としても話題を集めたキハ183系「オランダ村特急」は3月24日で運転を終了した(車両はその後後述の「ゆふいんの森」として再整備)。
 
=== 4月1日 ===
高徳線に1往復残っていた客車列車が気動車に置き換えられ、JR四国から客車による定期普通列車が消滅した
 
高徳線に1往復残っていた客車列車が気動車に置き換えられ、JR四国から客車による定期普通列車が消滅。
 
=== 7月1日 ===
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;JR西日本
:アーバンネットワークでは、休日朝の新快速が高槻駅・芦屋駅に停車するようになった。この時間帯の快速は高槻駅 - 京都駅間で各駅停車に変更され、普通は高槻駅折り返しになった。夕方の姫路方面の外側快速の2本目が芦屋駅で待避を行うとともに、西明石駅で同駅止め快速から乗り継ぐことが可能になった。
:JR宝塚線に207系が投入され、新三田駅までの区間で運転を開始した。また、快速の終発も繰り下げになり、大阪発で23時台に増発された。学研都市線でも207系が追加で投入された。
:直前の3月14日には、[[紀勢本線|きのくに線]]に[[広川ビーチ駅]]が開業した。
:山陰地区では、特急「[[いそかぜ (列車)|いそかぜ]]」における九州方面の発着駅を博多駅発着から[[小倉駅 (福岡県)|小倉駅]]発着に変更した。
 
;JR四国
:[[予讃線]]高松駅 - [[伊予市駅]]以東全区間の電化完成と[[JR四国8000系電車|8000系]]新製により、特急「[[しおかぜ (列車)|しおかぜ]]・[[いしづち (列車)|いしづち]]」が宇和島駅直通列車以外は電車化され(四国の特急では初の電気運転)、四国から[[国鉄キハ181系気動車|キハ181系]]の定期運用が消滅した。また予讃線の特急列車は基本的に松山駅で系統分割され、特急「[[宇和海 (列車)|宇和海]]」が増発され、同時に[[JR四国2000系気動車|2000系]]に置き換えられた。
 
;JR九州
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;JR北海道
:振り子式を採用して開発された[[JR北海道キハ281系気動車|キハ281系]]による[[札幌駅]] - [[函館駅]]の特急「[[北斗 (列車)|スーパー北斗]]」に充当され、この区間の所要時間が大幅に短縮された。
 
;JR西日本
:JR神戸線・京都系統の普通に207系を投入した(運転区間は西明石駅 - 京都駅間。一部は加古川駅・草津駅に乗り入れ)。また、湖西線に[[国鉄201系電車|201系]]が乗り入れるようになった。4月1日には阪和線に[[JR西日本223系電車|223系]]が投入された。
 
;JR九州
:福岡地区では、[[JR九州813系電車|813系]]が投入された。
:日豊本線[[延岡駅]] - [[宮崎駅]]で高速化が実施された。
:特急「[[かもめ (列車)|かもめ]]」の一部に[[JR九州787系電車|787系]]が、[[大村線]]に[[JR九州キハ200系気動車|キハ200系]]が投入された。
:[[香椎線]]に[[舞松原駅]]が、[[長崎本線]]に[[高田駅 (長崎県)|高田(こうだ)駅]]がそれぞれ開業した。
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西日本のアーバンネットワークで大規模なダイヤ改正。
 
:[[関西国際空港]]の開港に伴い、JR西日本が[[JR西日本281系電車|281系]]による特急「[[はるか (列車)|はるか]]」の運転を開始した。また日根野駅に和歌山方面発着の快速列車(全列車)と[[くろしお (列車)|南紀方面の特急列車]](一部のみ)が停車開始となり、「くろしお」「スーパーくろしお」は運転時刻が新宮方面きで約20分の繰り下げ・天王寺方面きで約10分の繰り上げとなった。また関空快速の本格運転開始に伴い、[[大阪環状線]]への直通運転が始まったが、223系の和歌山駅への乗り入れは消滅した(この後[[1999年]][[5月10日]]の『[[関空快速・紀州路快速|紀州路快速]]』新設まで待つことになる)。
:和歌山線では221系が和歌山駅まで来るようになった。
:日中のJR神戸線の快速は、加古川駅発着と姫路方面駅発着の順序が入れ替わった。JR宝塚線では朝晩の列車を新三田駅・篠山口駅まで延長した。207系の[[草津駅 (滋賀県)|草津駅]]乗り入れは土曜・休日のみになった。
:大半の路線で土曜日ダイヤと休日ダイヤが統合された。ただし、一部区間で南海空港線と線路を共有する関係から、阪和線・大和路線・大阪環状線では土曜・休日ダイヤへの統合が行われなかった。
:湊町駅は[[JR難波駅]]に、叡山駅は[[比叡山坂本駅]]に、嵯峨駅は[[嵯峨嵐山駅]]にそれぞれ改称された。琵琶湖線に[[南草津駅]]が開業した。
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=== 12月27日 ===
西日本でダイヤ修正。
:朝時間帯の「阪和線」天王寺駅発着の関空快速1往復が「大阪環状線」を環状する天王寺駅発着に変更された。京橋駅以南 - 天王寺駅間では各駅に停車。
 
== 1995年(平成7年) ==
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;JR西日本
:[[北陸本線]]に新造の[[JR西日本681系電車|681系]]を使用した「[[サンダーバード (列車)|スーパー雷鳥(サンダーバード)]]」が新設された。
:[[山陰本線]]では翌年の園部駅以北 - 福知山駅間における電化に先立って綾部駅 - 福知山駅が電化開業した。
:JR神戸線では神戸方面の快速の一部が[[尼崎駅 (JR西日本)|尼崎駅]]に停車するようになった。
:JR宝塚線では207系が篠山口駅まで来るようになった。
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西日本でダイヤ改正。
 
:JR神戸線の臨時新快速を集約し、大阪駅→姫路駅間の夕方時間帯の列車は15分に2本に増発された。長岡京駅(同日付で「神足」駅より改称)に平日のすべての快速が停車するようになり、尼崎駅にも快速が追加で停車するようになった。土曜・休日の新快速はすべて高槻駅・芦屋駅に停車するようになった。本線系統に223系が投入され、平日は安土駅 - 上郡駅間、土曜・休日は米原駅 - 網干駅間で運行されるようになった。JR宝塚線の一部列車が新大阪行きと[[吹田駅 (JR西日本)|吹田駅]]始発(新大阪駅 吹田駅間は回送)になった。
また、九州では普通列車が全面禁煙となった。
 
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;JR東日本
:[[八高線]][[八王子駅]] - [[高麗川駅]]が電化され、[[川越線]]・[[青梅線]]・[[中央線快速]]との直通運転が開始された。電化区間では[[国鉄103系電車|103系]]・[[国鉄201系電車|201系]]・[[JR東日本209系電車#3000番台|209系3000番台]]が投入された。高麗川駅で系統分離され、[[東京都|東京都内]]から気動車による定期運用は消滅した。非電化区間の高麗川駅 - 高崎駅間は[[JR東日本キハ100系気動車|キハ110系]]に統一された。
:[[埼京線]]が[[恵比寿駅]]まで延伸された。
:[[京浜東北線]]・[[根岸線]]では、209系の増備に伴い、[[国鉄205系電車|205系]]が引退した。
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:[[国鉄165系電車|165系]]を使用していた[[静岡駅]]発着の急行「[[東海 (列車)|東海]]」が[[JR東海373系電車|373系]]を使用した特急に格上げされた。大垣発着の夜行[[普通列車]]も373系に置き換えられ、一部区間を除き全車指定席の[[快速列車]]「[[ムーンライトながら]]」となった。また[[飯田線]]でも急行「[[伊那路 (列車)|伊那路]]」が373系電車使用の特急に格上げされた。
;JR西日本
:[[山陰本線]][[園部駅]] - [[綾部駅]]と[[北近畿タンゴ鉄道宮福線]]の電化が完成したことから、気動車を使用していた特急「あさしお」・急行「丹後」・「みやづ」は廃止され、[[京都駅]]発着の電車特急「[[きのさき (列車)|きのさき]]」・「[[はしだて (列車)|はしだて]]」・「[[きのさき (列車)|たんば]]」と新大阪発着の電車特急「[[文殊 (列車)|文殊]]」が新設された。これらの特急運転区間では特急料金がA料金からB料金に変更され、実質的な値下げで利用しやすくなった。その山陰本線に[[鍼灸大学前駅]]が開業し、殿田駅が[[日吉駅 (京都府)|日吉駅]]に改称された。
:[[大阪シティエアターミナル]] (OCAT) の開業で[[JR難波駅]]が地下化され、同駅始発の関空快速が増発された(ただし、指定席連結と荷物室の使用開始は本開業の4月から)。関空特快ウイングの増発も行われた。また、関西空港駅に入らない223系の運用が大幅に減らされた。関空特急「はるか」は朝晩と京都駅発着の臨時列車を定期列車に格上げした。
:新快速は東側の運転区間が長浜駅・近江今津駅発着に延長され、湖西線区間での快速運行が復活した。朝夕の臨時新快速が定期列車に格上げされた。播州赤穂行き新快速が設定された。長岡京駅の快速停車が全日・全列車に拡大した。夕方ラッシュ時の西明石行きの快速が姫路方面に延長されたが、この時間帯の待避列車が増えた。207系は編成が8両に統一され、朝夕および京都駅発着を中心に運用されるようになった。湖西線に乗り入れるようになったが、加古川駅への乗り入れは消滅した。大阪駅基準で21時台のダイヤが15分サイクルになり、新快速・快速がそれぞれ4本、普通は8本に増発された。12両編成の新快速の向きが変更になった。
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:[[JR九州883系電車|883系]]の追加投入とともに車両運用が整理された。「[[つばめ (JR九州)|つばめ]]」・「[[にちりん (列車)|にちりん]]」から[[JR九州783系電車|783系]]が、「かもめ」から[[JR九州787系電車|787系]]が撤退し、「つばめ」が787系に統一され、783系は「かもめ」に転用された。
 
なお、同年改正前の1月にはJR北海道・JR四国・JR九州の旅客3社で運賃の改定が行われた。1989年4月1日の消費税導入に伴う料金改定を除けばJR発足後初めてであり、国鉄時代から続いていたJR旅客6社共通の運賃体系が崩壊したことになる。
 
=== 3月30日 ===
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=== 7月20日 ===
西日本でダイヤ改正。
:JR神戸線では、日中の神戸駅折り返しの普通が[[須磨駅]]まで延長され、大阪駅 - 須磨駅間の各駅で1時間あたり8本以上の列車が停車するようになった。また、草津駅への207系乗り入れが復活し、湖西線には来なくなった。
 
=== 7月25日 ===
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西日本のアーバンネットワークでダイヤ改正。
 
:[[JR東西線]]が開業し、同線を介してJR神戸線・JR宝塚線から学研都市線への直通運転を開始した。日中の普通は高槻駅 - 尼崎駅・須磨駅間と松井山手駅 - 西明石駅間の運行に再編された(須磨駅 - 西明石駅間は207系のみ)。これに伴い、JR京都線での207系運用は大幅に減らされ、京都駅には来なくなった。加古川駅への207系の乗り入れが復活した。高槻駅 大阪駅間の朝の普通は4分等間隔に増発された。吹田駅始発も高槻駅始発に延長され、103系の高槻駅への乗り入れが復活した。尼崎駅にJR神戸線の新快速・快速が全列車停車となり、高槻駅も新快速の全列車停車駅となった。また、朝の大阪・高槻行きの新快速はすべて京都方面行きに変更された。日中の快速は221系に統一され、新快速は221・223系の連結運用も設定された。
:学研都市線では朝ラッシュ時に快速が設定され、日中は1時間あたり快速・普通とも4本(京橋駅 - 四条畷駅間は6本)になり、木津駅発着も2本に増発された。また、車両も207系の7両編成に統一された。
:JR宝塚線では日中にJR東西線に直通する宝塚駅発着の快速が設定された。夕方に速達快速を設定し、この時間帯の普通の新三田行きを篠山口行きに変更した。
:湖西線では夕方の京都駅始発の快速設定と永原駅の終電繰り下げを行った。
:嵯峨野線では早朝に1本増発され、京都駅での新幹線接続が改善された。夕方ラッシュ時の快速が福知山駅まで行くようになった。
:大和路線では、[[久宝寺駅]]が区間快速の停車駅に昇格した。日中の加茂駅発着列車および[[和歌山線]]の高田駅までの列車が増発された。王寺駅発着の普通の2本が奈良駅発着に変更され、JR難波駅 - 奈良駅までの全駅で1時間あたり6本停車するようになった。また223系の追加投入により221系の一部が大和路線に転属され、日中の大和路快速・区間快速はすべて221系となった。
:和歌山線・桜井線では奈良駅 - 高田駅 - 和歌山駅間の列車が設定された。(従来のそれぞれの王寺駅発着を統合)
:[[今宮駅]]に大阪環状線用のホームが設置され、[[大阪環状線]]の電車も停車するようになった。
:学研都市線の旧型自動改札機が更新され、アーバンネットワーク各路線への自動改札の導入が始まった。
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:第三セクター鉄道の[[北越急行]][[北越急行ほくほく線|ほくほく線]]が開業し、東京と[[北陸地方]]とを結ぶ最短ルートとなったため、[[上越新幹線]]に接続して[[越後湯沢駅]] - 金沢駅間を中心に、[[国鉄485系電車|485系]]・[[JR西日本681系電車|681系]]による特急「[[はくたか (列車)|はくたか]]」が10往復設定された。これにより、[[長岡駅]]接続の特急「[[北越 (列車)|かがやき]]」は使命を終えて廃止された。
:[[米原駅]]発着の特急「[[しらさぎ (列車)|きらめき]]」は「加越」に統合された。
:[[山陰本線]](米子地区)では、客車使用の普通列車が「だいせん」の快速運転区間を除いて消滅した。特急「やくも」の始発・終発が繰り上げ・繰り下げになった。
:広島地区では[[芸備線]]で、日中時間帯の広島駅 - 下深川駅間を1時間あたり2本に増発したほか、急行「ちどり」の備後庄原駅 備後落合駅間が普通列車になった。この改正と前後して芸備線のキハ58系での運行列車が大幅に削減された。
;JR九州
:博多駅 - 大分駅の小倉経由特急の愛称が「ソニック」に統一、[[日田彦山線]]に[[一本松駅 (福岡県)|一本松駅]]が開業した。
637 ⟶ 636行目:
西日本のアーバンネットワークでダイヤ改正。
 
:[[尼崎駅 (JR西日本)|尼崎駅]]構内の改良工事が完成した。JR神戸線(内側線)からJR宝塚線への直通運転が可能となり、尼崎駅発着の普通と大阪駅 - 新三田駅間の普通が統合された(201系が宝塚線に乗り入れ)。JR京都線での207系の運用が増加し、京都駅への乗り入れが復活した。草津駅にも土曜・休日に限り乗り入れが復活した。103系も京都駅への乗り入れが復活した(当該列車は塚本駅に停車)。福知山線を走る特急列車や急行「[[だいせん (列車)|だいせん]]」が尼崎駅に停車するようになった。JR宝塚線から東西線に直通する普通1本が湖西線直通に変更された。朝時間帯の福知山駅 大阪駅間の列車1本は快速に変更され、補充として新三田駅始発の普通が設定された。
:新快速は平日の朝に姫路駅 - 大阪駅間1往復と大阪発23時台の姫路行きと野洲行きが増発された。朝ラッシュ時に加古川駅始発の普通が増発された。京都駅新ビルの全面完成に伴いJR京都線では日中の京都駅発着の普通が復活し、全駅で1時間あたり8本以上停車するようになった。高槻駅 - 京都駅間で各駅停車になる快速が増え(夕方の大阪駅始発の外側快速は除く)、新快速通過駅の8本停車の時間帯が21時台まで拡大した。
:学研都市線の始発・最終の長尾駅発着は松井山手駅発着に変更された。
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;西日本
:JR神戸線では、[[明石海峡大橋]]の開通に伴い舞子駅に電車線の快速が停車するようになったほか、[[西宮駅 (JR西日本)|西ノ宮駅]](現在の西宮駅)に外側快速がすべて停車するようになった。朝の大阪駅始発の姫路方面行き快速2本を野洲駅始発(京都駅から快速)に変更した。土曜・休日の22時台に新快速を1本増発した。
:[[播州赤穂駅]]に直通する新快速が増発され、赤穂線に223系が毎日来るようになった。また、平日の昼前に1往復増発し、常時2本で運行されるようになった。
:[[播但線]]の姫路駅 - 寺前駅間が電化され、朝夕に増発が行われた。
:JR宝塚線では終電の繰り下げが行われ、宝塚行きを新三田行き、東西線の終電の尼崎行きを宝塚行きに延長した。
:草津線では夜の貴生川駅折り返しが柘植駅まで延長された。
:大和路線では久宝寺駅で両方向とも相互接続するようになった。夜の区間快速が増発された。和歌山線に直通する区間快速1本を五条行きに変更し、221系和歌山駅まで来なくなった。
:関空特急「はるか」は日根野駅に停車するようになった。
 
702 ⟶ 701行目:
 
;在来線
:JR神戸線では、日中の須磨駅折り返しの普通を西明石駅まで延長し、大阪駅 - 西明石駅間の各駅では1時間あたり8本以上の列車が停車するようになった。毎日朝時間帯に大久保駅折り返しの普通が設定された。琵琶湖線の駅では接続改善を行った。JR宝塚線の吹田駅始発列車を高槻駅始発、新大阪駅発着を高槻駅発着に延長した。学研都市線では長尾駅 京橋駅間の列車を[[塚口駅 (JR西日本)|塚口駅]]まで延長した。
:[[阪和線]]では、223系の付属2両編成の連結位置をこれまでの大阪側から関西空港側に変更した。天王寺駅始発で大阪環状線を環状運転する関空快速が設定された。
:広島地区の可部線では終電繰り下げが行われた。芸備線では急行「たいしゃく」の時刻を繰り上げ、広島駅で「のぞみ」に接続するようになった。
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西日本のアーバンネットワークでダイヤ改正。
 
:本線系統では[[JR西日本223系電車|223系]]が追加で投入され、新快速が朝ラッシュ時のみ最高速度を時速130kmに向上させた。この時間帯の待避駅に[[御着駅]]・[[土山駅]]・大久保駅が追加された。外側快速の113系運用が廃止された。安土駅始発の新快速の各駅停車区間が草津駅までとなった。
:奈良線・湖西線では終電の繰り下げが行われ、新快速から接続するようになった。
:[[桜島線]]では京橋駅発着が廃止され、編成短縮と増発が行われた。
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:[[大阪駅]] - [[飛騨古川駅]]間の急行「[[ひだ (列車)|たかやま]]」が特急「[[ひだ (列車)|ひだ]]」に格上げ(名古屋駅発着のひだ(当時の3号と14号)と岐阜駅にて分割併合)され、「ひだ」は定期運転が8往復から10往復に増発された。[[名古屋鉄道|名鉄]]から[[高山本線]]に乗り入れる特急「[[北アルプス (列車)|北アルプス]]」は美濃太田駅 - 高山駅間をひだ7号と18号との併結運転となった。
:急行「[[かすが (列車)|かすが]]」はキハ58・65形から[[JR東海キハ75形気動車|キハ75形]]に置き換えられ、上り名古屋行きは運転時刻が約40分繰り下げられて奈良での滞在時間が拡大された。
:名古屋近郊では[[JR東海313系電車|313系]]の投入およびキハ75形の増備により、名古屋地区の在来線で大規模な改正が行われた。東海道本線では快速のスピードアップが行われ、[[特別快速]]新設とともに[[武豊線]]直通の快速列車が増発された。快速列車が[[西岐阜駅]]・[[穂積駅]]の追加停車となり、大半の普通列車が[[岐阜駅]]で折り返しとなった。同時に大垣駅 - 米原駅間でも1時間あたり2本に増発された。[[中央本線]]では有料指定制快速「[[セントラルライナー]]」が運転を開始している。 新型車両の投入でJR東海の地方線区ではワンマン運転区間が大幅に増えた(名古屋地区では[[武豊線]]・[[関西本線]]・[[中央本線]]の中津川駅以北など)。
 
;西日本(在来線)
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:新快速が全列車223系に統一され、130km/h運転を全列車に拡大した。これに伴い京都駅での毎時0・15・30・45分発が崩れた。日中の快速は芦屋駅 - 東灘信号場間で外側運転に変更した。大阪方面の大半の快速が東加古川駅で待避を行うようになったほか、夕方の姫路方面の快速も土山駅で待避を行うようになった。[[備前片上駅]]へ直通する外側快速が廃止された。
:阪和線・JR宝塚線に[[JR西日本221系電車|221系]]が転属し、快速の速達化を図った。運用も効率化され、宝塚線は外側快速、阪和線は和歌山線経由で送り込むようになった。[[阪和線]]では関空快速・紀州路快速を除く日中の快速が221系に統一され、この時間帯の[[御坊駅]]への乗り入れが廃止された([[和歌山駅]]で系統分割)。福知山線では日中の大阪駅発着の快速を「丹波路快速」と命名し、この時間帯は[[篠山口駅]]で乗り換えになった。221系が福知山駅まで来るようになった。
:関西発着の寝台特急も整理されることになり、「[[彗星 (列車)|彗星]]」と「[[あかつき (列車)|あかつき]]」が[[門司駅]]まで併結運転になり、「あかつき」の[[佐世保駅]]発着編成も消滅した。これにより佐世保駅への寝台特急列車の乗り入れがなくなった。
 
;九州