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講談社版、新映画などについて加筆
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{{文学}}
『'''たのしい川べ'''』（たのしいかわべ）（原題：、''The Wind in the Willows''）は、[[ケネス・グレアム]]が[[1908年]]に発表した[[イギリス]]の作家[[ケネス・グレアム]]が著した[[児童文学]]作品である。
 
原題の"The Wind in the Willows"は[[日本語]]に直訳すると「[[ヤナギ]]林に吹く風」の意味であるが、[[日本]]では[[イギリス文学者|英文学者]]の[[中野好夫]]が[[1940年]]に抄訳した際の「'''たのしい川べ'''」という表題が定着しており<ref>当初の表記は「たのしい川邊」。</ref>、他に「ヒキガエルの冒険」「川べにそよ風」「川べのゆかいな仲間たち」などの邦題もある。
 
== 概要 ==
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== 日本語訳について ==
古いものでは[[、1940年]]に[[白林少年館]]出版部より刊行された[[中野好夫]]の抄訳が存在する。完訳は白林少年館の設立者であった[[石井桃子]]が[[19631950年]]に[[岩波書店英宝社]]より新訳を「ヒキガエルの冒険」の表題で刊行し、この訳を改訂して中野訳の表題を引き継いだ[[2002ハードカバー]]「たのしい川べ ―ヒキガエルの冒険―」が[[1963年]]には[[岩波少年文庫書店]]へ収録より刊行された。この岩波版では、原書で使用された[[E・H・シェパード]]の挿絵を用いている。
* たのしい川べ ―ヒキガエルの冒険―（[[― 訳：石井桃子 画：E・H・シェパード（岩波書店、ハードカバー]]）<ref>[http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/11/8/1108170.html たのしい川べ ―ヒキガエルの冒険―]</ref>
: 1963年11月29日初版 ISBN 978-4-001-10817-0
* たのしい川べ（[[岩波少年文庫）<ref>[http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/11/3/1140990.html たのしい川べ]（岩波少年文庫]）</ref>
: 2002年7月18日初版 ISBN 978-4-001-14099-6
また、[[1992年]]にはグレアムの日本における[[著作権の保護期間]]が[[戦時加算 (著作権法)|戦時加算]]を含めて満了し、[[講談社]]より[[岡本浜江]]の新訳が「川べにそよ風」の表題で刊行された。この新訳版ハードカバーと[[青い鳥文庫]]の旧版では{{仮リンク|ジョン・バーニンガム|en|John Burningham}}の挿絵が使用されていたが、青い鳥文庫版は[[1997年]]に改訂されパトリック・ベンソンの挿絵が新たに使用されている。
* 川べにそよ風 訳：岡本浜江 画：ジョン・バーニンガム（講談社、ハードカバー）
: 1992年6月初版 ISBN 4-06-205586-4
* 川べにそよ風 訳：岡本浜江（講談社、青い鳥文庫）
: 旧版 画：ジョン・バーニンガム 1993年5月初版 ISBN 4-06-147382-4
: 新訂版 画：パトリック・ベンソン 1997年11月初版 ISBN 4-06-148470-2
また、講談社からは本作を原作とする[[テレビアニメ]]『[[楽しいウイロータウン]]』の放送に合わせて青い鳥文庫よりも低年齢層向けの単行本「川べのゆかいな仲間たち」が[[鈴木悦夫]]の訳で刊行されている。
* 川べのゆかいな仲間たち 訳：鈴木悦夫 画：鈴木まもる（講談社）
: 1993年7月初版 ISBN 4-06-206529-0
 
== 翻案作品 ==
以下のように多数の映像化を始めとする翻案作品が存在する。
 
=== 映像化作品 ===
* [[イカボードとトード氏]]：[[ウォルト・ディズニー・カンパニー|ディズニー]]の[[アニメーション映画]]。[[1949年]]公開。
* [[たのしい川べ (映画)]]：[[テリー・ジョーンズ]]監督による実写映画化作品。（[[1996年]]）公開。▼
* [[楽しいウイロータウン]]：[[1993年]]に[[テレビ東京]]系列（[[TXN]]）で放送されたテレビアニメ。
* [[ケロヨン]]：[[1966年|1966]]～から[[1970年]]にまで[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系『[[木馬座アワー]]』で放映された『、本作を原作とする[[人形劇]]『カエルのぼうけん]]』（『たのしい川べ』を基にした）で登場するカエル。▼
また、[[2012年]]より「イカボードとトード氏」をベースにした[[ディズニーランド]]のアトラクション"[[:en:Mr. Toad's Wild Ride|Mr. Toad's Wild Ride]]"（トード氏のワイルドライド）を基にした実写映画作品が企画されていることが明らかになった<ref>[http://eiga.com/news/20120421/2/ ディズニーランドのアトラクションを下敷きにした映画企画が始動]（映画.com、2012年4月21日）</ref>。
 
=== その他 ===
* [[ヒキガエル館のヒキガエル]]：[[A・A・ミルン]]により戯曲化された作品。▼
* オランダの作曲家[[ヨハン・デ＝メイ]]は『たのしい川べ』、本作に基づいて4曲からなる同名の[[吹奏楽]]曲を作曲した。▼
 
== 脚注 ==
<references />
 
== 関連項目外部リンク ==
{{commons|Category:The Wind in the Willows}}
* [http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/11/8/1108170.html たのしい川べ ―ヒキガエルの冒険―]
▲* [[たのしい川べ (映画)]]：[[テリー・ジョーンズ]]監督による映画化作品。（[[1996年]]）
* [http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/11/3/1140990.html たのしい川べ 岩波少年文庫]
* [[楽しいウイロータウン]]：『たのしい川べ』を原作としたテレビアニメ（[[1993年]]、[[テレビ東京]]系）
▲* [[ケロヨン]]：[[1966年|1966]]～[[1970年]]に[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系『[[木馬座アワー]]』で放映された『[[カエルのぼうけん]]』（『たのしい川べ』を基にした）で登場するカエル。
▲* [[ヒキガエル館のヒキガエル]]：[[A・A・ミルン]]により戯曲化された作品。
▲* オランダの作曲家[[ヨハン・デ＝メイ]]は『たのしい川べ』に基づいて4曲からなる同名の[[吹奏楽]]曲を作曲。
 
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