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淡水産のものは[[淡水エイ]]と呼ばれ、[[熱帯魚]]として観賞される。その姿から、海産種は[[水族館]]において人気者である。
 
サメと同様に[[尿素]]を体液の[[浸透圧]]調整に用いているため、その組織には[[尿素]]が蓄積されており、鮮度が下がるとこれが[[加水分解]]して[[アンモニア]]を生じる。そのため、一般の魚と同じような料理には向かないともされる。しかし、地域によっては非常に好まれる。[[韓国料理|韓国]]の[[ホンオフェ]]のように[[発酵]]させることによりアンモニア臭を強調した加工食品も存在する。アンモニアを生じていないエイの肉は淡白な味わいで、肝は脂肪が多く、こくがある。また、[[ガンギエイ]]のヒレを乾物にしたものは「[[エイヒレ]]」と呼ばれ、酒の肴とされる。エイの[[皮革]]は、日本刀の柄や革製品に利用される。珍しいところでは、エイの棘を矢につける鏃にしたのが[[古墳時代]]の遺跡から見つかっている<ref>[[宮城県]][[多賀城市]]にある[[山王遺跡]]八幡地区。多賀城市史編纂委員会『多賀城市史』1(原始・古代・中世)200頁。</ref>
 
[[秋田県]]や[[山形県]]、[[北海道]]では、ヒレの軟骨部分を長時間煮て甘辛く煮付けたものを「かすべ」(秋田)や「からかい」(山形)と呼び、郷土料理として振舞われる地域もある。