「日本の右翼団体」の版間の差分

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=== 政治的主張 ===
[[日本]]の右翼の主な政治的主張とよく言われるのが、「[[国体]]護持」、「[[反共主義|反共]]」、「反[[日本教職員組合|日教組]]」の三点である。典型的な団体名に“大日本” “護国” “(天)皇” “[[キク|菊]]”などの字句が入る事からもこれが窺え、また[[戦後民主主義]]の否定で“若い我々が旧体制を打破するのだ”という思想から“[[青年]]”を入れる団体もある。細かいところでは相違点を見せるがこの三点だけは共通している場合が多い。[[改憲|改正憲法]]、[[太平洋戦争]](一般的な右翼はこれを[[大東亜戦争]]と呼称する)の肯定・[[YP体制]]打破・[[靖国参拝|靖国神社参拝]]の支持なども挙げられる。一部左翼と保守勢力が頑なに否定してきた[[日本人拉致問題]]などでの従来の日本政府の[[外交]]政策における慎重な姿勢や中国・韓国への『謝罪外交』を弱腰外交として批判することもあしている。政党に関しては、戦後最大の保守[[政党]]であり、長期間政権を保持している[[自由民主党 (日本)|自民党]]や[[民主党 (1996-)|民主党]]の右派(主に旧[[新生党]]・[[民社党]]系)を支持する者が多いが、天皇親政の立場から[[議会制民主主義]]打倒を唱えたり独自の[[民族主義]]政党([[維新政党・新風]]等)を組織する急進派も一部存在する。また、[[憲法改正論議]]では、[[ホワイトハウス]]による「[[押し付け憲法論]]・安全保障上の問題点等を指摘して[[改憲]]を主張したり、[[憲法無効論]]を唱える者も存在する。しかし、[[リチャード・ニクソン]]が1953年に来日した時に、「[[日本国憲法第9条|憲法に平和条項]]を入れたのは失敗だった」と発言したが、日本の右翼団体はこの発言を全く無視している。
 
対外的には、当事国や日本の左翼勢力が「その責任は日本政府にある」とする[[2005年の中国における反日活動|2005年の反日デモ]]や前述の靖国神社問題、[[尖閣諸島]]の領土問題などから[[中華人民共和国]]と[[中華民国]]([[台湾]])、同じく[[反日デモ]]や靖国神社問題、[[竹島 (島根県)|竹島]]の領土問題などから[[大韓民国|韓国]]、[[日本人拉致問題]]などから[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]、ソ連の対日参戦の経緯や、それによってもたらされた[[北方領土|北方領土問題]]から[[ロシア]](1991年)までは[[ソビエト連邦]])の5国を批判する事が多い。さらに、反共の立場と歴史認識の葛藤<ref>1982年9月、歴史教科書問題でベトナム共産党の機関紙「ニャンザン」に日本にとって批判的とされるような記述があった</ref>から[[ベトナム]]や、反共の立場から[[キューバ]]、[[親米]]の立場から[[中東]]諸国、[[パキスタン]]、[[東ティモール]]なども批判の対象となることもある。