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アイス王を氷王に修正。アイスクリームではなく、氷屋なんで
同音異語ケトルへリダイレクトしているので、{{仮リンク|ケトル (地形)|en|Kettle (landform)}}にします。
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'''ウォールデン池'''(Walden Pond)は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]、[[マサチューセッツ州]]にある水深31mの[[湖]]である<ref>これはソローによって測られたもので、実際の水深は5[[フィート]]程度の範囲で変動がある。詳細は、ソローの[[ウォールデン]]を参照のこと。</ref> 池は、マサチューセッツ州コンコードにあり、 広さは61[[エーカー]] (250,000 m²)、周囲は 1.7[[マイル]] (2.7 km)に及ぶ。[[{{仮リンク|ケトル]] (地形)|en|Kettle (landform)}}と呼ばれる堆積氷河が溶けた後にできた穴の有名な例で、10,000~12,000年前の[[氷河]]によって作られたとされる。
 
作家で超越論主義者で哲学者の[[ヘンリー・デイヴィッド・ソロー]]が、1845年の夏から2年間に渡りこの池の北側の岸辺に居住した。
彼の経験の叙述は、『森の生活 ウォールデン』に記録されている。その区画の土地は、彼の友人で師でもあった[[ラルフ・ワルド・エマーソン]]の所有地で、彼がソローにそこで実験的に暮らして見ることを示唆した<ref>[http://george.loper.org/interests/housing/thero/thoreau.html George Loper: The Woods at Walden Pond]</ref> コンコード博物館には、ソローの小屋にあったベッド、椅子、そして書き物机が展示されている。
ボストンの「氷王」フレデリック・チューダーは、ウォールデン池で毎年採取された氷を[[カリブ諸島]]、ヨーロッパ、そしてインドに輸出していた。ソローは彼の日記の中に、チューダーの氷の輸出について冷めた視点で哲学的な思いを綴っている。
 
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==歴史==
[[File:Walden Pond, 2010.jpg|right|thumb|320px|ウォールデン池、2010年]]
池の西側の方に[[遊園地]]が作られていたことがある。しかし、それは1902年に火災で消失し、その後再建されることはなかった<ref>[http://thoreau.eserver.org/Diltsvisit.html Walden Pond: a First Visitation<!-- Bot generated title -->]</ref>
1961年にはこの地区の行政管轄権を持つ[[ミドルセックス郡]]の長官が、保護地区の重要な一部を駐車場やその他の「改良事業」のために更地にしようとしたことがある。彼らは公共の[[海水浴場]]へのアクセスのためにかなりの森林部分を更地にした後だった。長官は、現存する自然環境の破壊を止めるように訴えられた。マサチューセッツ州高等裁判所のデビット・A・ローズ判事は、ウォールデン池の州の財産への多大の貢献と寄与を鑑みるに、この土地の保護と、今後の開発の禁止が望ましいと判決した<ref>{{cite news |url=http://www.nytimes.com/1995/05/05/obituaries/david-a-rose-89-massachusetts-judge-headed-rights-panel.html |title=David A. Rose, 89; Massachusetts Judge Headed Rights Panel |last=Sullivan |first=Ronald |date=May 5, 1995 |work=[[The New York Times]] |accessdate=2008-10-28}}</ref>。この判決は国民的な賞賛を博し、ローズ判事は、国中の子どもたちからこの土地を守ったことへの感謝の手紙を数100通も受け取る事になった。
<ref>[http://thoreau.eserver.org/Diltsvisit.html Walden Pond: a First Visitation<!-- Bot generated title -->]</ref>
 
1961年にはこの地区の行政管轄権を持つ[[ミドルセックス郡]]の長官が、保護地区の重要な一部を駐車場やその他の「改良事業」のために更地にしようとしたことがある。彼らは公共の[[海水浴場]]へのアクセスのためにかなりの森林部分を更地にした後だった。長官は、現存する自然環境の破壊を止めるように訴えられた。マサチューセッツ州高等裁判所のデビット・A・ローズ判事は、ウォールデン池の州の財産への多大の貢献と寄与を鑑みるに、この土地の保護と、今後の開発の禁止が望ましいと判決した。
1977年、マサチューセッツ州は、最新の交通手段のプロジェクトとしてウォールデン池周辺の駐車場に透水性の舗道を設置した。これはアメリカ合衆国の環境保護プロジェクトから1972年に最優秀の技術として受賞した技術を用いたものである。透水性の舗道は、今でもまだ機能しているし、世界中のこの技術を活用したほとんどの地域よりもここは凍結と融解のサイクルが厳しいにもかかわらず、まだ数10年は耐用するとみられる<ref>[http://www.millermicro.com/porpave.html "Porous Pavement - Pavement That Leaks"]. [http://www.millermicro.com Millermicro.com]. Accessed August 2011.</ref>
<ref>{{cite news |url=http://www.nytimes.com/1995/05/05/obituaries/david-a-rose-89-massachusetts-judge-headed-rights-panel.html |title=David A. Rose, 89; Massachusetts Judge Headed Rights Panel |last=Sullivan |first=Ronald |date=May 5, 1995 |work=[[The New York Times]] |accessdate=2008-10-28}}</ref> この判決は国民的な賞賛を博し、ローズ判事は、国中の子どもたちからこの土地を守ったことへの感謝の手紙を数100通も受け取る事になった。
1977年、マサチューセッツ州は、最新の交通手段のプロジェクトとしてウォールデン池周辺の駐車場に透水性の舗道を設置した。これはアメリカ合衆国の環境保護プロジェクトから1972年に最優秀の技術として受賞した技術を用いたものである。透水性の舗道は、今でもまだ機能しているし、世界中のこの技術を活用したほとんどの地域よりもここは凍結と融解のサイクルが厳しいにもかかわらず、まだ数10年は耐用するとみられる。
<ref>[http://www.millermicro.com/porpave.html "Porous Pavement - Pavement That Leaks"]. [http://www.millermicro.com Millermicro.com]. Accessed August 2011.</ref>
 
==保護活動==