「記譜法」の版間の差分

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== 文字譜 ==
[[古代ギリシア]]で用いられた記譜法。歌詞の上に音高を文字で記す。[[オクシリンコス・パピルス]]に現存する最古(紀元[[280年]])の[[キリスト教]]([[東方諸教会]])の聖歌とされる『三位一体の聖歌』(オクシリンコスの賛歌)がギリシア記譜法で記されていた
[[オクシリンコス・パピルス]]に現存する最古(紀元[[280年]])の[[キリスト教]]([[東方諸教会]])の聖歌とされる『三位一体の聖歌』(オクシリンコスの賛歌)がギリシア記譜法で記されていた。
 
== ネウマ ==
 
== 五線記譜法 ==
現在最も一般的な、水平に引かれた五本の線を用いる記譜法である。配置された各種の[[音符]]は五本の水平線によって[[音高]]が相対的に示される。垂直線は普通[[小節]]線だけであり、水平線のようには細かく書かれないので、音符や[[休符]]を順次並べ、それの持つ[[音価]]によって時間要素を示す
配置された各種の[[音符]]は五本の水平線によって[[音高]]が相対的に示される。垂直線は普通[[小節]]線だけであり、水平線のようには細かく書かれないので、音符や[[休符]]を順次並べ、それの持つ[[音価]]によって時間要素を示す。
 
音高を絶対的に表すために普通[[音部記号]]を五線の左端などにおく。また、[[調]]を示し、その調の表記に便利なように、音部記号の次位に[[調号]]を置くことが多い。[[拍子]]記号はその次に置かれる。これらは五線の途中で変わるときには、そこに置かれる。音高の小さな[[半音]]単位の変化を示すためには、[[臨時記号]]を音符の左に置く。
== クラヴァールスクリボ ==
[[File:Klavarscribo.png|thumb|right|200px|クラヴァールスクリボで書いた[[エリーゼのために]]の冒頭]]
五線記譜法は、[[全音階]]の楽曲に適した記譜法であり、[[十二音音楽]]のような[[現代音楽]]の記譜には適さない。このため様々な記譜法が考案された。五線記譜法に慣れた演奏者たちにとってそれらは五線記譜法に取って代わるものとはなり得なかったが、それらの中でももっとも成功したといえるものである。
 
五線記譜法は横軸に時間を、縦軸に音高をとるが、この記譜法では縦軸に時間を、横軸に音高をとる。五線の各線に相当する線は縦線で書かれ、2本、3本がまとめて書かれ、繰り返される。これらの線はピアノの黒鍵を表す。黒鍵の音は線上に音符を書く。白鍵の音は線のないところに(五線記譜法における「間」同様)音符を書く。たとえば、ハ/C音は、2本まとめて書かれた線の左の線の左に接して書かれる。密集和音を見やすくするために白鍵の音は符幹(棒)と符尾(はた)を音符の上に、黒鍵の音は符幹と符尾を下に書く。また、音の長さは次の音符か停止記号(∨)で表わされるために[[タイ (音楽記号)|タイ]]は不要となる。
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