「赤ずきん」の版間の差分

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グリム童話の『赤ずきん』は長い間、[[ドイツ]]のとある[[農家]]の非[[識字]]者である老婆が語る話を聞き取り、手を加えずに原稿に起こし[[出版]]したものであると信じられていた。しかし、実は話の提供者にそんな人物は一人もいないということが[[ハインツ・レレケ]]の研究により判明した。
 
赤ずきんの話の提供者は、ヘッセン選帝侯国に属する高級官僚の娘たちである。両家の子女である彼女たちは、もちろん読み書きを習得していただろう。したがって、彼女たちがペローの童話を読んでい可能性は充分ある。そのことから、赤ずきんはドイツ土着の物語ではないとする説もある{{誰2|date=2011年1月}}。
 
さらにグリムは、版を重ねるごとに話の内容に手を加えていった。赤ずきんとおばあさんが狼のお腹から生きたまま救出されるというエピソードを追加したのは彼ら兄弟である<ref name="imi"/>。