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|name = Netatalk
|developer = Netatalk Team
|latest_release_version = 23.2.30
|latest_release_date = [[2012年]][[57229日]]
|latest_preview_version = 3.0 beta2
|latest_preview_date = [[2012年]][[6月1日]]
|operating_system = [[POSIX]]準拠 [[Unix系|*NIX]]/[[BSDの子孫|*BSD]]システム<br />[[FreeBSD]]<br />[[NetBSD]]<br />[[OpenBSD]]<br />[[Linux]]<br />[[Solaris]]<br />[[OpenSolaris]]<br />[[Tru64 UNIX]]
|genre = リモートアクセス
|license = [[GNU General Public License|GPL]]
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'''netatalk'''は[[Unix系]]OS上で[[Mac OS]]や[[Mac OS X]]に対して[[Apple Filing Protocol|AFP]]によるファイルサーバの機能を提供するオープンソースのソフトウェアである。
 
また、かつては[[AppleTalk]]も実装したが、これによるファイルサーバ、プリンタサーバ等の機能も提供するは削除された
 
== 概要 ==
Macのローカルファイルシステムである[[Hierarchical File System|HFS]]や[[HFS Plus|HFS+]]は、[[リソースフォーク]]や[[Finder情報]]といったメタデータをもつ。更に最近のMac OS Xでは[[拡張ファイル属性 |拡張属性 (EA)]]も扱う。netatalkは、こうしたApple独自のメタデータを完全に保存することを目的として設計されたファイルサーバソフトウェアである。
 
リソメタデスフォークやFinder情報等は[[AppleSingle|AppleDouble]]フォーマットで保存する。拡張属性可能な限りサーバ側のファイルシステムにそまま拡張属性として保存するか、別。これが出来ない場合は隠しファイルを作って保存する。
 
また、バックアップソフトウェアである[[Time Machine (ソフトウェア)|Time Machine]]の保存先として利用することもできる。
 
== AppleTalk機能 ==
かつてのMac OSとバージョン10.5迄のMac OS Xは、AppleTalkと呼ばれる独自のネットワークプロトコルを実装していた。netatalk 2.x迄はこのAppleTalkも扱うことができ
 
AppleTalkの最も基本的なプロトコルであるDDPとAARPは[[カーネル]]が受け持ち、それより上のプロトコルをnetatalkが扱う仕組みである。従ってカーネルがDDPとAARPをサポートしない場合はAppleTalkが使えない。
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[[Apple II]]ブートサーバの機能ももつが、Mac OSやMac OS Xのブートサーバになるわけではない。
 
Mac OS XはAppleTalkの機能を徐々に縮小しTCP/IPに移行した。[[Mac OS X v10.6]]にはAppleTalkサポートがなくなった。こうした経緯からnetatalk 3.xではファイル共有のためのAFP over TCPの機能のみが広く使われている。つまりカーネルがを残し、AppleTalk非サポートでも何ら不都合がない機能を削除した
 
== netatalkの発音 ==
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[[2011年]]7月リリースのnetatalk 2.2はAFP 3.3をサポートし、[[Mac OS X v10.7|OS X Lion]]からTime Machineによるバックアップができない問題を克服した。また、[[Avahi]]を用いることで[[Bonjour]]に対応した。Solaris以外でのACLにも対応した。
 
[[2012年]]7月リリースのnetatalk 3.0はAppleTalk機能を削除し、AFP over TCP専用となった。様々なメタデータは可能な限り拡張属性に保存するようになった。今までの設定ファイルを廃止し、[[Samba]]を模倣した[[INIファイル|INIフォーマット]]の設定ファイルを採用した。
 
== 国際化対応 ==