「積乱雲」の版間の差分

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積乱雲の雲頂高度は高緯度地域で4~10km、日本を含む中緯度地域で5~16km、低緯度地域で6~19km付近に達し、たびたび[[航空機]]の[[航路]]上の障害物となる。
さらに、[[赤道]]付近など上昇気流の激しい場所では局所的に20~22km程度の高さにまで成長することがある(これは一般的なジェット[[旅客機]]の巡航高度のおよそ2倍の高さである)
雲頂高度が20km前後の巨大な積乱雲が観測されやすい場所として、[[オーストラリア]]の[[ダーウィン (ノーザンテリトリー)|ダーウィン]]沖が挙げられる。
 
<!--今述べたように-->積乱雲は対流圏界面の高さまで達するほど鉛直方向のスケールが大きいが、<!--興味深いことに-->通常の場合は積乱雲の雲頂が成層圏に突入しそこからさらに発達し続けることはない。したがって、対流圏界面が天井のような形になり、そこから雲はどんどん水平に広がっていく。全体的に見ると[[かなとこ]]のような形をしていることから、この雲を[[かなとこ雲]](anvil cloud、'''かなとこ巻雲'''と呼ばれる場合もある)という。
[[File:Cumulonimbus incus、かなとこ雲、kawanishi,hyougo,兵庫県川西市,8107312.JPG|thumb|280px|left|[[夕日]]を受け[[オレンジ色]]に染まるかなとこ雲 [[兵庫県]][[川西市]]にて(2007,8,10)]]