「富豪刑事」の版間の差分

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=== 登場人物 ===
;神戸大助(かんべだいすけ)
:主人公。警察署刑事課捜査1係所属の刑事。大富豪・神戸喜久右衛門の息子。金持ちであることを鼻にかけたりしない常識人の好青年であるが、愛車は[[キャデラック]](モデルは不明)、吸うのは1本8,500円の[[ハバナ]]産[[葉巻]](それも半分も吸わずに揉み消す)、持っている腕時計は最も安いもので250万円、受け取った[[給料]]を袋ごと無造作に車の助手席に放置する、[[バーバリー]]の[[背広]]を着ているのに雨の中を傘も差さずに歩く、1個10万円の高級[[ライター]]を始終どこかに置き忘れるなど[[ブルジョワジー|ブルジョワ]]性もかいま見えることから、警察には彼を「富豪刑事」と呼ぶ者もいる。刑事としての収入は1年と数ヶ月分の給料で500万円とのことで(作品が書かれたのは[[昭和50年代]]前半)、彼の金銭感覚はいつまでたっても巨額の財産と公務員としての低収入の両極端、どちらにも落ち着くことができないとのこと。正義漢で、喜久右衛門が他者に圧力をかけたりするのを嫌う。当初は、鈴江から好意を寄せられていることにまるで気づいていなかった。財産を惜しげもなく使った捜査を提案し、難事件を解決に導いていく。第3話では、鶴岡刑事からだいぶ観察眼が鋭くなったと言われたように、刑事としての能力も評価されるようになってきた。正体を隠してのおとり捜査でも、“ボロを出すとすれば金持ちとしてのボロで、やらかせばやらかすほど刑事らしくなくなる”と評される。なお、前述の漫画版([[警察漫画|刑事漫画]])では[[オールバック]]の青年の姿で描かれている[http://www.amazon.co.jp/%E5%AF%8C%E8%B1%AA%E5%88%91%E4%BA%8B-%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%B9-%E9%96%A2%E5%8F%A3-%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%B3/dp/4061038273/Amazon]。
;神戸喜久右衛門
:大助の父で大富豪。若い頃は金のためならなんでもするという非情な人間で、さんざん悪いことをして金儲けをしてきた。妻はそれに心を痛めて亡くなってしまった(それでも当時はなんとも思わなかった)という。今は、刑事となった大助が正しいことのためにその全財産を使ってしまってくれることが唯一の罪滅ぼしと期待している。大助が捜査の協力を申し出るたびに感涙にむせび、喉に痰をつめる発作を起こすが、その息が停まっている間に自分の財産や人脈をどのように使わせるかのアイデアが閃く。それを大助に話す際に、うっかり浮きうきと昔の悪行をしゃべりかけてしまい、大助や秘書の鈴江に睨まれてしまう。誕生日は11月4日。一度言い出したら後へは引かない強情さを持っている。鈴江を孫娘を見るような思いでかわいがっている。
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;署長
:いったいどういう人物でどういう経歴なのか、作者にもさっぱりわからないという、大助が所属する警察署の署長。事件が解決されるたびに、その解決された場所がどんなところでも、必ず「おめでとさん、おめでとさん」と躍り出てくる。
 
=== 書籍情報 ===
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== テレビドラマ ==
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* 原作者である筒井康隆の出演は第1期のみだが、第2期でも第3話で振り込め詐欺の被害にあった家の人物の名前が『[[時をかける少女]]』の登場人物「深町一夫」であったり、第7話では雑誌に筒井が(写真で)出ているなど、筒井ネタは2期でも健在である。
*第1期5話に出てくる焼畑市の地図に“時掛旅館”という旅館が名前だけ出てくる。
 
=== ソフト化 ===
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== 出典 ==
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[[Category:1970年代の小説の短編集]]
[[Category:1978年の小説]]
[[Category:警察小説]]
[[Category:小説新潮]]
[[Category:文学を原作とするテレビドラマ]]
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[[en:Fugo Keiji]]
[[zh:富豪刑事]]
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