「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」の版間の差分

また本作では、テレビシリーズでシリーズ構成や脚本などを担当した[[佐藤大]]は参加しておらず、[[京田知己]]が監督兼ストーリー構成、脚本を手掛けたことで、京田知己個人の特色がより色濃く反映されている<ref>『公式ガイドブック』吉田健一インタビュー</ref>。またテレビシリーズの特色の一つである[[サブカルチャー]]色は控えめになっており、特徴であった[[電子音楽]]も流れない。
 
企画当初はテレビシリーズ1から48話の総集編と、尻切れトンボに終わったテレビシリーズ48、49、50話を再編集と
新作カットで補完した二本立ての劇場版にする案だったが、二本では劇場の回転数が減るという理由で却下されている<ref>[https://twitter.com/kyoda_contact/status/223008962025488384223007330642575360 2012年7月11日 - 19:54]</ref>。その後映画は一本という方向で進み、制作現場の関係者との交流をもとに京田が作った新たなストーリー案も出たがそれも却下され、実際に採用されたのは京田自身「これは無いな」と思ったアイデアだったという<ref>[https://twitter.com/kyoda_contact/status/223008962025488384 2012年7月11日 - 20:00]</ref>、それが本作の基となった。当時のインタビューでも度々語ったというが全く伝わらず、結果「テレビシリーズを再編集しながらも、総集編ではない劇場用アニメの制作に挑戦したい」<ref>『コンティニュー』Vol.45 京田知己70,000字独占ロングインタビュー</ref>というような内容で掲載された<ref>このためAOの制作中にはインタビューは基本断っている</ref>。カット単位で分解したテレビシリーズの映像と、劇場版新作映像とで再構成し、キャラクターなどは流用しつつも、別世界の物語として制作されている。ゆえにテレビシリーズと世界観、人物設定などが異なり、テレビシリーズで協力関係であった人物が敵対関係、また血縁関係だった人物が他人となっていたりと、異なった設定で登場する(一種の[[スター・システム (小説・アニメ・漫画)|スターシステム]]的な用法)。
 
本作品の舞台は、テレビシリーズの最終話にて描かれた、スカブ・コーラルの半分が人類との共生の別の可能性を模索するために旅立った「別宇宙」(=[[多元宇宙論|多元宇宙]]、[[パラレルワールド]])である<ref>『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』Blu-ray Discブックレット完全版 『コンティニュー』Vol.46 京田知己25,000字独占ロングインタビュー 2009年5月31日新宿テアトルタイムズスクエア・満員御礼!緊急トークショー(京田知己、藤原啓二)</ref>。本編中にテレビシリーズとの関係の詳しい説明はないが、テレビシリーズの舞台であった惑星が登場する。京田知己によるとイマージュ(=スカブ・コーラル)が再び戦争を起こすことを避けるため、自分達が元来いた世界(=テレビシリーズの世界)を共生のひとつの成功例として見せたとのこと<ref>2009年5月31日新宿テアトルタイムズスクエア・満員御礼!緊急トークショー(京田知己、藤原啓二)</ref>。
1,106

回編集