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ここで大蔵の採った施策は「安く、早く、面白く」で、大蔵は経営のワンマン体制も確立した。「テスト1回、ハイ本番」のスローガンのポスターが撮影所に貼られた。1957年(昭和32年)の渡辺邦男監督、[[嵐寛寿郎]]主演による『[[明治天皇と日露大戦争]]』は史上空前のヒットとなったが、配給網が弱いため、他社の劇場に利益を持っていかれた。これ以前から東宝との再統合を含め、何度か他社との合併・統合話が持ち上がったが、そのたびごとに、株主の反対や合併後の主導権争い等により不調に終わった。そんな中、[[宇津井健]]、[[天知茂]] 、[[吉田輝雄]]、[[菅原文太]]、[[三原葉子]]ら若手スターが健闘した。
 
[[File:Yogoreta Nikutai Seijo poster.jpg|thumb|left|120px|<small>『[[汚れた肉体聖女]]』(1958年)</small>]]
新東宝の「エログロ」路線とは、[[前田通子]]、[[三原葉子]]、[[万里昌代]]ら肉感的グラマー女優の作品群を指す。音楽に「宙明サウンド」の愛称で多くの支持者を集める[[渡辺宙明]]、撮影に巨匠[[胡金銓]](キン・フー)や[[ブルース・リー]]を支えた[[西本正]]、卓越した技術を持つ美術陣など優秀なスタッフを擁していたが、映画史的に公正な評価は下されていない{{要出典|date=2009年9月}}。監督は、戦前派でひとり居残った巨匠[[中川信夫]]は別格としても、[[土居通芳]]、[[赤坂長義]]、[[渡辺祐介]]らセンスの高い若手が並び、後年東映にエログロの金字塔を築き上げる[[石井輝男]]もこの時期はモダニズム派であった。女優は[[川本三郎]]の著書『君美わしく』に詳しい。