「ローム (土壌)」の版間の差分

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== 関東ローム ==
[[日本]]においては、'''関東ローム'''が著名である。この関東ロームは[[火山噴出物]]が粘土化したものであるが、ロームの定義は、土壌中の粒径組成比率のみであり、火山起源物質であるかどうかは関係ない。主に[[富士]][[火山]]から噴出した火山灰が[[偏西風]]によって東に飛ばされて積もり、それが粘土化した
 
関東ロームは、俗に[[富士山]]や[[浅間山]]から噴出した火山灰が、[[偏西風]]によって東に飛ばされて積もったものと言われるが、正確には火山灰が直接降り積もったものではなく、露出した土壌から飛散したホコリである。[[広域関東圏|関東圏]]には火山性の土壌が多いため、ホコリ中の火山噴出物が多くなるのである<ref name="hayakawaA">[http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-273.html 火山学者 早川由紀夫の火山ブログ『関東ロームは富士山の噴火堆積物ではない』2010/09/16]</ref>。したがって、火山が噴火していないときにもロームは堆積しており<ref name="hayakawaB">[http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/volcanology/c6.html 群馬大学教育学部早川由紀夫研究室 6章:過去の火山噴火を調べる]</ref>、毎年0.1mm、100年で1cm、1万年で1m積もる<ref name="hayakawaA"></ref>。その毎年0.1mmの多くが、新緑が芽吹く直前,乾燥した地面に春のあらしが吹きつける4月と5月に堆積したものである<ref name="hayakawaB"></ref>。関東ロームはその色から、[[赤土]]とも呼ばれるが、最近1万年分は黒色をしており[[黒ボク土]]と呼ばれる<ref name="hayakawaA"></ref>。
 
== 脚注 ==
<references/>{{脚注ヘルプ}}
 
== 関連項目 ==