「ジャンバティスタ・バジーレ」の版間の差分

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[[ナポリ]]の貧しい家庭に生まれる。幼い頃から詩才を現していたが、生活のために[[傭兵]]としてイタリア各地を転々とし、[[クレタ島]]([[ベネチア共和国]]領)の警備隊や祖国である[[ナポリ王国]](実質は[[スペイン]]の一部)軍に加わっていた。
ところが、妹であるアドリアーナが「当代随一の歌姫」としてナポリの支配層の人気を集めるようになると、その縁でバジーレら家族も取り立てられるようになる。妹の後援によって[[1609年]]に処女詩集『マドリアーリとオーデ』(Madriali et ode)を刊行すると、次々に詩を発表していった。
だが、このころバジーレが憂慮していたのは[[イタリア語]]が全国的に統一傾向が進んで、ナポリが古くから使ってきた所謂「[[イタリア語#方言|ナポリ語]]」が衰退の危機に晒されていた。そこでバジーレは、ナポリ地方に昔から伝わる[[説話]]を蒐集する事を思い立った。