「身延線」の版間の差分

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2008年から、富士宮市の[[富士宮駅]]の西側700mの区間で高架化工事が行われている。この区間は路線と[[静岡県道414号朝霧富士宮線|静岡県道414号]](旧[[国道139号]])が並走しており、県道や市道などの道路が[[踏切]]を超えるとすぐに県道414号との交差点に差し掛かり、踏切と交差点の[[信号機]]によって慢性的な渋滞が発生しており、これを解消するためである。高架化にはプレキャストアーチ構造高架橋という工法が採用され、日本で初めての施工となる<ref>[http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-840/tetsudoukouka_top.html 富士土木事務所] - 静岡県</ref>。
 
[[線形 (路線)|線形]]は25[[パーミル|&permil;]]<ref name="tetsudomeisho"/>の勾配と半径200mの急曲線が連続し、中間の山岳区間では特急でも[[表定速度]]が50km/h 程度に落ちる。このため、[[列車交換]]待ちや長時間停車することがあり、88.4kmの全線でも、所要時間は2時間半から3時間半程度かかる。これは、6.5km短い[[木次線]]と比較すると、ほぼ同じか少し長い。また、旧富士身延鉄道として建設された当時、狭小トンネルのままで電化されており、以来拡張工事などが行われていないことから、入線できる車両には車高制限がある(詳細は[[#使用車両|後述]])。このためJR東海のすべての車両設計では、当路線よりも[[車両限界]]の小さな[[予讃線]]を運転する[[JR西日本285系電車|285系]]をのぞき、最狭隘となる身延線の車両限界を勘案することになっている。