「ハチゴロウの戸島湿地」の版間の差分

2002年8月5日、湿田だったこの地に一羽の[[野生動物|野生]]のコウノトリが舞い降りた。この雄の野生コウノトリは[[中国大陸]]から飛来したとされ、確認された日にちなんで「ハチゴロウ」と名づけられた。以来5年近くにわたり[[豊岡市]]に留まって生活を続け、地域住民や愛好家らに親しまれていたが、{{和暦|[[2007}}2年]]（平成19年）2月6日から行方不明となり、同2月27日に同市金剛寺の山林で死亡しているのを[[コウノトリの郷公園]]の関係者と[[獣医師]]が確認した。コウノトリ野生復帰事業においてハチゴロウの齎した影響は大きく、野生のコウノトリは通常どのような行動をとるのか？など多くのヒントを得る事が出来た。これらの功績を称えるとともに、市民に親しまれた記憶を風化させないよう、保全した湿地に名前を残すこととなった。

* {{和暦|[[2002}}年]]（平成14年）年8月5日 - ハチゴロウが飛来する

* {{和暦|[[2007}}年]]（平成19年）年2月6日 - ハチゴロウが行方不明となる

* {{和暦|[[2007}}年]]（平成19年）年2月27日 - ハチゴロウの死亡を確認

* {{和暦|[[2007}}年]]（平成19年）年9月22日 - 3羽のコウノトリを放鳥

* {{和暦|[[2009}}年]]（平成21年）年2月6日 - 汽水、淡水、湧き水を引き入れ

* {{和暦|[[2009}}年]]（平成21年）年4月2日 - '''戸島湿地が完成'''

* {{和暦|[[2009}}年]]（平成21年）年4月3日 - コウノトリのひな3羽が誕生する

* {{和暦|[[2009}}年]]（平成21年）年4月15日 - ライブカメラが設置される

* {{和暦|[[2009}}年]]（平成21年）年4月21日 - ひな3羽が元気に成長していることを確認

* {{和暦|[[2009}}年]]（平成21年）年5月15日 - ひな3羽が別のコウノトリに襲われる

* {{和暦|[[2009}}年]]（平成21年）年5月18日 - ひな1羽が死亡（孵化後45日目）

* {{和暦|[[2009}}年]]（平成21年）年6月9日 - 人工巣塔からヒナが巣立ち（孵化後68日目）

* {{和暦|[[2009}}年]]（平成21年）年6月11日 - 人工巣塔からヒナが巣立ち（孵化後70日目）

* {{和暦|[[2009}}年]]（平成21年）年9月6日 - ミズアオイまつりが開催される

* {{和暦|[[2009}}年]]（平成21年）年12月20日 - ハチゴロウの戸島湿地を舞台とした図書「おかえりコウノトリ」発刊

* {{和暦|[[2010}}年]]（平成22年）年2月21日 - 今年初のコウノトリの産卵を確認

* {{和暦|[[2010}}年]]（平成22年）年2月22日 - [[ヴァイオリニスト]]「[[木野雅之]]」が来訪し演奏会を披露