「キャラクターデザイン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
61行目:
この場合、アニメ動画用のキャラクターのデザイン担当者は'''キャラクターデザイン'''<ref>一部の作品では'''アニメーションキャラクターデザイン'''という役職名が使用されることがある。</ref>、原作作品の挿絵・イラストを描いた[[イラストレーター]]は'''キャラクター原案'''という役職名で区別されることが一般的である。また、メディアごとのプロットの相違などの必要に応じて追加のオリジナルキャラクターもデザインされる。さらにはテコ入れの為に原作者の了解を得た上で、途中でアニメオリジナルのキャラクターをデザインし、追加投入することもある。
 
オリジナルアニメであっても、キャラクターデザインだけを漫画家、イラストレーターに発注した場合、デザイン画をアニメ用に修正する作業もキャラクターデザインの一部であるが、[[作画監督]]などが作業する場合は独立したキャラクターデザインの担当者は立てない。従ってクレジットはキャラクター原案と作画監督のみとなる。他方で、『[[クイーンズブレイド]]』<ref>アニメ化された作品名は『[[クイーンズブレイド (アニメ)|クイーンズブレイド 流浪の戦士]]』。</ref>のように、原作作品のキャラクターの複数のデザイン担当者がおりその画風が多岐に渡る作品をアニメ化する場合には、作中の雰囲気の統一感を持たせまた作画スタッフに対する作画の目安とする意味でも、キャラクターデザイナーによるリファインは作品制作において重要かつ不可欠なものとなる。
 
一方で、特にゲームソフトやパチスロなどを原作としたアニメ化作品における原作側のキャラクターデザイナーについては、原著作権を持つ企業の方針や初出となる作品の製作時の外注契約など、個々の事情は異なるアニメなどでは原作側スタッフのクレジットについて会社名や[[ブランド]]名で全て一括りにされ、キャラクター原案者としての個人名が出されないこと珍しいものではない。また、原作の制作時点で社員スタッフであったキャラクターデザイナーがアニメ作品の実制作までにメーカーから退職している場合などには、原作では個人単位でクレジットされていた人物であっても同様の扱いでキャラクター原案者として明記されないことが多い。この様な「キャラクター原案」のクレジットが無いアニメ化作品では、往々にして原作作品のデザイナーがアニメの制作には原作者サイドのスタッフとしても一切関与していないことも見られ、例えば個人的に運営するウェブサイトでアニメ化について全く触れないなどといった状況からその様な状況ことが窺われること場合もある。
 
== キャラクターの描き分け ==