「コンビニエンスストア」の版間の差分

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[[モータリゼーション]]が進展した現代の日本においては、自家用車が日常生活の移動手段として必要不可欠のものになり、小売店などにもそれに対応した設備が求められる。
 
コンビニエンスストアの場合、郊外部の主要街道沿いや新興市街地ではほとんどの店舗が自動車での来店を前提にした典型的なロードサイド店舗としての形態を持ち、一般に[[普通乗用車]]で数台からそれ以上の一定規模の十数台程度が同時に駐車可能な[[駐車場]]空間を保有することが事実上の絶対条件となっており、その駐車場は単純な買い物の一時的な駐車だけではなく、コンビニで買った弁当や食料品を自分の車に持ち込んで休憩したり短時間の仮眠を取るなど、かつて街道沿いに多く見られた[[ドライブイン]]のように利用されることある。特に郊外店・街道沿いや、[[港湾]]地域・[[工業団地]]・倉庫街の周辺など店舗の立地条件次第では、普通乗用車の駐車スペース以外にも複数台の大型[[貨物自動車|トラック]]の同時駐車や数時間程度の休憩にも対応できる広い駐車スペースを確保している事が要求される。概してコンビニ本部側では、駐車場の満車状態が多発することはビジネスチャンスの逸走の要因であり当該店舗のみならずチェーンのイメージ的にも良くないこととされしており、郊外部などでは新規開店後しばらく経ってから隣接する空き地や畑などが新た賃借されて駐車場が拡張されてゆくことも珍しいものではない。
 
駐車場の収容能力は普通乗用車で数台から十数台程度が一般的で、主に郊外部や工業団地周辺などではこれに追加して大型トラック対応の駐車スペースが適宜用意される。ただし、同一敷地内に[[飲食店]]・[[書店]]・[[カー用品店]]などが立地している場合や、[[サービスエリア]]や[[道の駅]]などにテナントとして入っている店舗では、駐車場は同一敷地内の他施設と共同使用のものとして利用され、実質的に数十台から百台以上が同時に駐車可能という規模になることがある。
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駐車場を持つ店舗では、夜間の敷地内での事故防止や車両へのいたずら・[[車上狙い]]・[[不法投棄]]などを防止する観点から、駐車場全体を照らせる最低限の夜間照明設備が設けられている。また、駐車場内の片隅や店舗建物脇に[[郵便ポスト]]を設置している店舗も多く見られる<ref>ローソンなど店舗内に設置しているものも存在する。</ref>。
 
なお、[[郊外]]部・[[農村]]部などモータリゼーションが極端に高度化している、すなわち[[公共交通機関]]の衰微が著しく自家用車無しには日常生活が根本から成り立たない土地柄である場合、地域の事業所の大半でパート・アルバイトなど非正規雇用でも自動車通勤が可能であることが当たり前とされ、さらに業種次第では自動車通勤必須であることがごく同然という状況も起き、この場合、コンビニのような業種でも従業員確保のために来客用駐車場とは別に従業員専用駐車場を店舗側が確保用意していることなければ従業員の確保求めれるないということが起きてくる。また、その様な自動車利用の必然性が高い地域環境にある店舗では、店舗側でも出退勤の時間が交通機関の終発後・始発前掛かる深夜・早朝シフトのアルバイト従業員について自動車通勤が可能な事を採用の際の事実上の必須条件と見なしていることが往々に見られる。
 
他方、大都市圏の市街地や[[繁華街]]の他、郊外部の都市でも[[駅前]]ロータリーなどでは駐車場の用地確保が困難であることが多く、この様な立地条件の店舗では駐車場・駐輪場を一切持たない店舗が珍しくない。また、その様な店舗では、郊外部・農村部とは逆に「駐車場が無い」という理由で全時間帯にわたりアルバイト従業員・パートの自動車通勤は不許可という店舗も多い。
 
*問題点