「アミラーゼ」の版間の差分

α-アミラーゼは別名を1,4-α-D-グルカングルカノヒドロラーゼ、グリコゲナーゼといい、デンプンやグリコーゲンのα-1,4-α-結合を不規則に切断し、多糖ないしオリゴ糖を生み出す酵素である。

β-アミラーゼは別名を1,4-α-D-グルカングルカノマルトヒドロラーゼ、グリコゲナーゼあるいはサッカロゲンアミラーゼといい、デンプンやグリコーゲンを麦芽糖に分解する。植物や微生物ではよく見られるが、動物からは見つかっていない。

グルコアミラーゼは正式名称がグルカン1,4-α-グルコシダーゼといい、1,4-α-D-グルカングルコヒドロラーゼ、エキソ1,4-α-グルコシダーゼ、γ-アミラーゼ、リソソーマルα-グルコシダーゼあるいはアミログルコシダーゼを別名とする。糖鎖の非還元末端のα-1,4-α結合を分解してブドウ糖を産生する。α-1,6-α結合も切断するものも知られている。

イソアミラーゼはアミロペクチンやグリコーゲンα-1,6-α結合を切断して直鎖のデキストリンやアミロースを生産する。ただし、[[プルラン]]は分解できない。分枝を切断するため、枝切り酵素や脱分枝酵素とも呼ばれる。