「両対数グラフ」の版間の差分

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+回帰分析
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== 冪関数 ==
[[冪乗則|冪関数]]
[[冪乗則|冪関数]] ''y'' = ''a x<sup>n</sup>'' (''a''、''n'' は定数)の両辺の[[常用対数]]を取ると log ''y'' = ''n'' log ''x'' + log ''a'' となる。したがってこれを両対数グラフで表す、すなわち横軸を log ''x'' に、縦軸を log ''y'' に取ると、このグラフは[[直線]]になる。
: <math>y = a x^n</math>
を考える。''a'' 、''n'' は定数である。両辺の[[対数]]を取ると
: <math>\log y = n \log x + \log a</math>
となる。したがってこれを両対数グラフで表す、すなわち横軸を log ''x'' に、縦軸を log ''y'' に取ると、このグラフは[[直線]]になる。対数の底には任意の正数を使っても底の変換をすることにより本質的な違いは生じないが、通常10を底とし[[常用対数]]を使うことが多い。
 
冪関数に従う実験データから[[回帰分析]]で定数''a'' 、''n'' を求めるとき、冪関数のままだと[[非線形回帰]]となるが、対数をとることで[[線形回帰]]として扱うことができ、解析が非常に簡単になる。
 
== 例 ==