「サッポー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
MerlIwBot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 除去: mzn:سافو (deleted)
Tantalos (会話 | 投稿記録)
20行目:
恋愛詩人としてのサッポーは[[古代ローマ]]時代にもよく知られ、[[オウィディウス]]は抒情詩「愛について」の中で「いまやサッポーの名はあらゆる国々に知られている」(Ars Amatoria, 第28行)と述べている。
 
その一方で後世にはサッポーの作品は頽廃的であるとみなされ、さまざまな非難を浴びた。すでにローマ時代にもサッポーは非難の的となっていたが、[[キリスト教]]の隆盛とともに、サッポーの詩は異教的頽廃の代名詞ともされ、多くの作品が失われた。非難の中にはサッポーを貶めるため、サッポーを[[同性愛者]]とするものもあった。そのため Sapphic (サッポー風の)は女性同性愛者を呼ぶ、Sapphismは女性同性愛を示すのにも用いられている。今日、女性同性愛者を呼ぶ一般的な呼称である「レスビアン」もサッポーが[[レスボス島]]出身であることに由来し(ちなみにレスボス人は英語でlesbianと表記されるが、これはレズビアンと同じつづりである)、その誤解(曲解)から、同島の現代の一般名称は[[レスボス島|ミティリーニ島]]の名称に好んで替えられて呼ばれている。
 
== 日本語文献 ==