「遮蔽装置」の版間の差分

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===重力レンズ方式===
『[[新スタートレック]]』以降のシリーズの遮蔽装置は[[重力レンズ]]効果を用いたものである。簡単に説明すると、宇宙船を覆う閉曲面に入射してくる[[素粒子]]や可視光線を含む[[電磁波]]などを、[[重力波 (相対論)|重力波]]からなる閉曲面に沿って正確に誘導し、反対側に放つ。これにより、光が遮蔽したものを素通りしたかのように見える、つまり、閉曲面の内側の宇宙船が見えなくなるという仕組みである。しかし、比較的初期のものは精度が低く、背後の天体などがゆがんで見えてしまう問題があり、映像で外部の景色を確認することにより、見破ることも出来た<ref>映画『[[スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!]]』</ref>。
 
『宇宙大作戦』劇中に登場した偽装装置は、直径50cm程度の発光する球体であり、大人1人で抱えて運搬することができる。また、小改造を施すだけで連邦艦でも装備・運用できる<ref>策を弄してロミュラン艦に潜入したカークがこれを奪取、その足でエンタープライズ号に装着使用して逃走に成功している。</ref>。
 
遮蔽している宇宙船自身から放出される電磁波は、閉曲面の内側で反射し続けることによって、外側に漏れ出ないようにする。しかし、このままでは宇宙船から放出される熱も閉曲面内にこもり、内部は蒸し風呂状態となるという問題点が出てくる。この問題は、船体表面を緑色に塗装することによって、気付かれないほど少しずつ放熱できるということが判明し解決したとされている。