「日本原住民論」の版間の差分

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ところが、この「日本原住民論」は、八切本人の与り知らぬところで、[[新左翼|日本の新左翼]]に利用されることになった。
 
潜伏中の[[赤軍派]]幹部・[[梅内恒夫]]は、八切の日本原住民論に触発され、「[[共産主義者同盟赤軍派]]より[[日帝]]打倒を志すすべての人々へ]]」を発表した。ここに初めて「日帝打倒」の根拠が「[[明治]]以降の[[大日本帝国]]の悪行」から「日本建国時の原住民迫害」に大きくシフトすることになった。[[窮民革命論]]を唱えた[[太田竜]]も、八切を「真の人民的歴史家」と絶賛した。
 
こうして新左翼の活動家は「日本先住民の復権」を掲げる独自の史観を確立していった。その特徴は「[[大和朝廷]]に滅ぼされた幻の地方政権」を称揚することで、「[[天皇制]]の相対化」を図るというものであった。この史観に触発された[[加藤三郎 (新左翼)|加藤三郎]]やその他[[ノンセクト・ラジカル]]活動家による[[反日]]テロ事件も発生している。そして「[[記紀]]以前の歴史を伝える」とされる[[古史古伝]]に関心を持つようになった。
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* [[古史古伝]]
* [[偽史運動]]
* [[共産主義者同盟赤軍派より日帝打倒を志すすべての人々へ]]
* [[オウム真理教]]([[オウム真理教の国家転覆計画|国家転覆計画]])
* [[アイアンキング]]