「Wikipedia:ガイドブック 編集方針」の版間の差分

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== [[File:Nuvola web opinion.svg|100px]] 谷口平蔵ウィキペディアの編集方針 ==
ここでは、百科事典である[[ウィキペディア]]をどのような視点に立って編集していくか、記事をどのようなフォーマット(様式)に整えていくかというウィキペディアの「'''編集方針'''」について解説します。また、新しく一から記事を作成する場合のヒントについても触れていきます。
日本のモデル兼俳優。2010年に活動を休止していたが、翌年4月に引退。現在大学に通っている。
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== 事典の内容 ==
==来歴==
ウィキペディアは、読者が様々な知識を得る手がかりとなる[[百科事典]]を編纂するプロジェクトです。ここで大切なのは、ウィキペディアは、ウィキペディア自身の見解を示すのではなく、世の中にすでに知られている「事実」や、さまざまな事象に対してすでに発表されている解説や見解を紹介することを目的としているということです。
1996年にミキハウスのCMに出演したことをきっかけに俳優業の世界に入る。主に舞台俳優を行っていた。2006年に舞台「ライオンキングⅡ」にてハイエナ役で出演。また、2007年に「信長の野望」に信長の青年時代を熱演。2010年には雑誌、Fine Boysの専属モデルを務めた。引退理由は不明。
 
===人物===
=== 中立的な観点 ===
生まれと育ちは川崎。出身中学校は市立渡田中学校。高校は川崎商業高校で青春時代を過ごした。芸能界を引退後の現在、横浜の大学に通学していることしか情報に無い。英語が得意で、高校2年生にしてTOEIC800点以上を記録し、関東の商業高校記録にもなっている。
ウィキペディアの編集方針の中で、もっとも重要とされているのが、'''[[Wikipedia:中立的な観点|中立的な観点]]'''という方針です。世の中には様々な考え方があり、対立し合っている意見もあります。ウィキペディアはこれらのどの意見に対しても'''中立的'''であることを目指しています。これは単なる'''客観的'''というのとは少し違います。主観的な意見について、解説するなと言うわけではないのです。なぜなら、そういう意見が“ある”こと自体は事実ですから。
 
結果としてどういう書き方が模範的かと言えば、「こういう意見がある。また一方ではこういう意見もある」とすることになります。「これは絶対の真実である」と断定している見方があっても、反対意見があれば、それも公平に扱わないといけません。もちろん、その分野において優勢な意見があれば、それが優勢であることを併せて書くのが望ましいでしょう。ただし、執筆者自身が自説を主張することは認めていません。
 
これは難しいことです。政治や宗教が絡む記事など、デリケートな問題だと、そもそも何が事実なのかというあたりからすでに意見が対立してしまいます。また、中立性の難しさは、ひとつひとつの記述にとどまらないところにあります。一文一文は中立的なのに、全体の構成が偏ってしまっている、ということも十分あり得るのです。たとえば、ある人物や団体についての記事に、社会との軋轢(あつれき)を起こした事実ばかりが並んでいたとします。これらすべてが事実であったとしても、その人物や団体の業績も入っていなければ全体としては中立でなくなってしまいますね(逆に問題点に一切言及せずに、賞賛、宣伝に終始するという逆のパターンもあり得ますが、これもやはり、中立的ではありません)。
 
執筆者はできるかぎり中立的であるよう努力するべきです。ですが、わかっているつもりでも難しいのが、この中立性です。どんな情報を重要視するかという選択に際して完全に主観を排除することはほとんど不可能ですし、意識していなくても主観的な意見を主張してしまうこともあります。ウィキペディアの複数の利用者が自由に編集に参加する体制は、できるだけ中立性を確保するための手段でもあります。自分とは異なる意見を書きこんでいる人がいても、それが[[Wikipedia:検証可能性|信頼できる資料によって検証可能であり]]、[[Wikipedia:独自研究は載せない|執筆者の独自の研究]]でなく、記事全体に対して適当なバランスの分量であれば、記事の中立性を増すものとしてみなすべきでしょう。
 
=== 差別表現や人権侵害について ===
公にさらされているウィキペディアで[[人権]]侵害が絶対に許されないのは当然のことです。例えば、個人の住所や電話番号・メールアドレスなどの[[個人情報]]、その他[[プライバシー]]をウィキペディア上で公表しているものがあれば、発見した人はすぐに白紙化すべきですし、そのページはその情報が載っている版全てを早急に削除しないとなりません(白紙化しただけでは履歴を通して情報を得ることが可能です)。これは、記事は勿論ですが、[[Help:ノートページ|ノートページ]]や[[Wikipedia:井戸端|井戸端]]など、すべてのページが対象です。ページをどうやって削除するかについては、[[Wikipedia:ガイドブック 運営|運営の章]]に譲りましょう。
 
次に、[[差別]]的表現です。まず、[[差別用語]]を記述すること自体に制限はありません。そういう用語が“用いられている(いた)”というのは事実なのですから。ただしそれは、その用語の背景などを説明する目的のためのみということになります。そうでなければ記事自体が差別的になってしまいますし、そもそも中立性を欠いた主観的な文章になってしまいます。
 
また[[名誉毀損]]の恐れがある記述も受け入れられません。たとえ事実であっても、特定の人に社会的ダメージを与えるような事柄の公開は名誉毀損に当たってしまいます(公共の利害に関する事実に係るもので、専ら公益を図る目的であったと裁判所が判断すれば罪にならないとされてはいますが)。これも人権侵害と同じく、早急に白紙化・削除が必要な例になります。相手を傷つけてしまうだけでなく、[[訴訟]]を起こされることでウィキペディアというプロジェクトを頓挫させかねないリスクがあります。特に人物や企業などの記事では、存命中の人物や、遺族、企業などからの正式な要請に応じて記事の内容が削除されることがあります。
 
=== 著作権侵害は絶対だめ ===
[[著作権]]はウィキペディアの存続にも関わる重要なテーマですので、次の章で詳しく述べますが、著作権を侵害するような記事内容は、発見されれば削除され、悪質な場合はその利用者を[[Wikipedia:投稿ブロックの方針|投稿ブロック]]しています。著作権侵害は犯罪ですので、決して行わないでください。
 
=== 字引ではない ===
ところで、[[百科事典]]は[[国語辞典]]や[[字書]](字典)などとはどう違うのでしょうか。辞書や用語集は、言葉の意味や定義を説明するものです。もちろん、意味を説明するためにその言葉の背景にも言及しなければならないこともあるでしょうが、それは補助的に行われるだけで、本来の目的ではありません。対して、百科事典は世の中のあらゆる事象を理解するための解説を提供することを目的としています。もちろん解説しようとすれば見出し語の意味の説明も必要なので、ウィキペディアの多くの項目は「○○は××である」という定義で始まっています。その延長として[[ことわざ]]や[[格言]]、[[業界用語]]の意味を説明する項目を作りたくなるのも理解はできます。しかし、単に言葉の意味だけで解説が終わってしまう項目は百科事典の対象としてはあまりふさわしくありません。こういう項目を、ウィキペディアでは「字引的」と呼んでいます。字引的な項目は、百科事典にふさわしい項目に成長させるか、姉妹プロジェクトの[[wikt:メインページ|ウィクショナリー]]などへ移すことが推奨されています。
 
何が百科事典的で何が字引的なのか、その境界線は曖昧なこともあります。そのような微妙なトピックについては、その言葉について、言葉の意味や用法以外に解説と呼べるものができるのかどうか、そこが判断の分かれ目になります。
 
ただ、専門的な項目では難しい概念を表すための専門用語が必要になることもあります。その項目の中で専門用語を説明することはむしろ奨励されていますし、必要に応じてその専門用語のための独立した項目を作る場合もあるでしょう。その場合でもできるだけ'''百科事典の項目'''であることを意識しましょう。
 
{{FAQinfobox|
* [[Wikipedia:中立的な観点]]
* [[Wikipedia:ウィキペディアでやってはいけないこと]]
* [[Wikipedia:名誉毀損]]
* [[Wikipedia:ウィキペディアは字引ではない]]
}}
 
== 記事の体裁 ==
=== 記事名 ===
一から記事を作成する場合、まず問題になるのは記事名(項目名)ですね。記事名は基本的には正式名称を使います。同じ名称で別のものがある場合には項目名の後に[[半角]][[スペース]]を空けて、半角カッコで括った分類名をつけます(例:[[花]]、「[[花 (滝廉太郎)]]」、「[[花 (ORANGE RANGEの曲)]]」)。他の項目から[[Help:リンク|リンク]]する際に、分類名を表示したくないときは'''<nowiki>[[○○ (分野)|○○]]</nowiki>'''と表記します。なお、項目名には使える文字に一部制限があります(下記参照)。
 
未執筆リンク(赤リンク)を[[クリック]]して新しい項目を作る場合、「赤リンク」のリンク先がそのまま記事名になるので、未執筆リンクを張るときには、リンク先が正式な項目名としてふさわしいものになるようにしてください。{{main|Wikipedia:記事名の付け方}}
 
=== 本文 ===
次に本文です。文章は[[敬語]]を使わない「常体」(普通体、'''「だ・である」体''')で統一します。構成の基本は概要から次第に詳細な内容を紹介するようにします。まず、記事の最初の段落では、その項目の定義をしっかりと書かないといけません。意識しないと意外に忘れやすいことです。たいていの場合、最初の文は「'''○○'''は××である。」という感じで始まることになるでしょう。タイトルが漢字の場合は、読み仮名を括弧で囲んで表題のあとに付けるのが標準的です。また原語表記や略称、別名もここに副えます。
 
その後に1行空行を空け、概略を述べていきます。段落の数が多くなるようなら、見出しを付けて[[Help:セクション|セクション]](節)に分けます。記事の最後には「== 参考文献 ==」として、[[Wikipedia:出典を明記する|参考にした資料の書誌情報を記載しましょう]]。また末尾に「== 関連項目 ==」と題したリンク集や「== 外部リンク ==」と題した[[Wikipedia:外部リンクの選び方|外部リンク集]]などを加えれば、より意義深い記事ができあがります。
 
=== 表記 ===
; 句読点
: 日本語の文章の句読点は、「、」や「。」を使います。半角の「、」「。」や「,」などを使用するとすぐに訂正を入れられてしまうのはもちろんのこと、「まさか外部サイトからのコピーでは?」と疑われてしまう原因にもなってしまいます。
: 逆に「、」「。」を発見したら、外部サイトに似た文言がないか検索してみてもいいでしょう(これは意外に、不正転載発見の重要な手がかりなのです)。
; 全角・半角
: アルファベットや数字はいわゆる半角、カタカナは全角と決められています(ウィキペディアは[[Unicode]]ベースなので[[半角カナ]]も正常に扱えます。ですが、表記統一の面から半角カナを使っていません)。
: 記号はものによって細かく[[Wikipedia:表記ガイド|ガイドライン]]が定められています。なお、以下の文字はウィキペディアの[[マークアップ言語|マークアップ]]に使用しているため、記事名には使えません。記事名においては、これらを[[全角]]にする必要があります。
:* + < > [ ] { } |
; 特殊記号・特殊漢字
: [[文字コード]]として[[Unicode]]を使っているウィキペディアでは、日本語のコードにない難しい漢字や記号が表現できます。これは、中国史の記事だとか理数系の記事を書くときには重宝します。
: [[アラビア文字]]や[[ハングル]]で人名の原語表記までできますが、閲覧環境によっては表示できません。ですから、Unicode文字(日本語コードにない文字)を使うときは、読めなかった人向けにすぐ横に注釈を入れておいてください。また、Unicode文字を項目名に使うのはやめた方が無難です。項目名が化けると、その記事にたどり着くことさえできなくなりかねませんから。もしUnicode文字を項目名として使いたいのなら、[[Wikipedia:リダイレクト|リダイレクト]]ページにして文字化けしない記事名のページへ誘導するページにしましょう。記事を検索するときに便利です。
 
=== レイアウト・スタイル ===
多くの項目を扱う百科事典では、レイアウトやスタイルの統一はなかなか難しい問題です。多くの利用者が常時編集を行っているウィキペディアではなおのことです。したがって、レイアウトやスタイルについては、かなりばらつきがあるのが実情です。ですが、ウィキペディア全体、あるいは分野ごとの「[[Wikipedia:ウィキポータル|ウィキポータル]]」において参考となるガイドラインを決めようという努力もなされていますので、できればこういったガイドラインを折々に参照して、編集の手引きとするとよいでしょう。
 
一例として、人物に関する記事では、最初にその人物についての基本的な情報をまとめて書きましょう。
* 「'''野口 英世'''(のぐち ひでよ、[[1876年]][[11月9日]] - [[1928年]][[5月21日]])は……」のようにまず最初に読みがな、生没年月日を書きます。
* 存命中の人物については - でそのことを表します。例えば、「'''安倍 晋三'''(あべ しんぞう、[[1954年]][[9月21日]] - )は、東京都出身(本籍地は山口県)の政治家、元[[内閣総理大臣]](在任 [[2006年]][[9月26日]] - [[2007年]][[9月26日]])」
* 名前が漢字で表記できない人物の記事では、カタカナ表記を記事名とし、冒頭文で「'''カレル・チャペク'''(Karel Čapek, [[1890年]] - [[1938年]])」のように、原語による表記と生没年月日を添えます。
 
{{FAQinfobox|
* [[Wikipedia:記事名の付け方]]
* [[Wikipedia:レイアウトの指針]]
* [[Wikipedia:スタイルマニュアル]]
* [[Wikipedia:表記ガイド]]
* [[Wikipedia:Template メッセージの一覧]]
* [[Wikipedia:ウィキプロジェクト]]
}}
 
== 少しずつ育てていく ==
初版から詳しく分かりやすい記事を書けなくてもかまいません。多くの場合、最初に記事を作るときには概略などをほんの少しだけ書いて、それを元にみんなで書き加えたり、ふくらませたりして記事を育てていきます。これから育っていく小さな記事、まだまだ書きかけの記事のことをウィキペディアでは'''[[Wikipedia:スタブ|スタブ]]'''と呼んでいます。
 
立派な花を咲かせるにもまず、よい「種まき」から始まります。スタブを作るとき、記事が発展しやすくなるように、以下のことを心がけてください。
* '''はっきりと定義をする''' - 何についての記事なのかはっきり分かるようにしましょう。
* '''少しでも説明してみる''' - 言葉の定義だけでは記事にはなりません。一言でも定義以上の情報を加えるように努力して下さい。
* '''関連用語へのリンクを張る''' - 関連する言葉へのリンクは記事がふくらむためには大切です。
* '''キーワードを書く''' - 「今すぐには自分では書けないけれど、この記事ではこんなことについて書いたらどうだろう」というようなキーワードをいくつか書いておくと他の執筆者の役に立ちます。
* 記事の最後に「<code><nowiki>{{stub}}</nowiki></code>」と書くと記事の一番下に、スタブであることを示す[[Help:テンプレート|テンプレート]]が貼られ、[[:Category:スタブカテゴリ]]に自動的に載るので、他の執筆者がそのスタブ記事を探しやすくなります。
 
{{FAQinfobox|
* [[Wikipedia:スタブ]]
}}
 
<div style="float:right; margin-top: 0.0em; margin-bottom:3px; background-color: #cee0f2; padding: .2em .6em; font-size: 130%; border:1px solid #A3B1BF;">'''次の章「[[Wikipedia:ガイドブック 著作権に注意|著作権に注意]]」へ進む''' <span style="font-size: larger; font-weight: bold;">→</span>
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[[Category:Wikipedia ガイドブック|* 第04章]]