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{{基礎情報 テレビ番組
|番組名 = 負けて、勝つ〜戦後を創った男・吉田茂〜
|画像 =
|画像説明 =
|ジャンル = [[ドラマ]]
|放送時間 = 土曜21:00-20:13
|放送分 = 73
|放送枠 = 土曜ドラマスペシャル
|放送期間 = [[2012年]]9月8日-10月6日
|放送回数 = 5
|放送国 = {{JPN}}
|制作局 = [[日本放送協会]]
|企画 =
|製作総指揮 = [[中村高志]]
|監督 =
|演出 = [[柳川強]]
|原作 =
|脚本 = [[坂元裕二]]
|プロデューサー =
|出演者 = [[渡辺健]]<br/>[[デビッド・モース]] 他
|音声 = ダブル[[ステレオ放送]]
|字幕 = デジタル放送標準仕様
|データ放送 = [[データ放送|連動データ放送]]
|OPテーマ =
|EDテーマ = [[ジョシュ・グローバン]]「この先の道」
|時代設定 = [[昭和]]
|外部リンク = http://www.nhk.or.jp/dodra/dodrasp/index.html#d11
|外部リンク名 = 土曜ドラマ公式サイト
|特記事項 =
}}
『'''負けて、勝つ〜戦後を創った男・吉田茂〜'''』(まけて、かつ せんごをつくったおとこ・よしだしげる)は、[[日本放送協会|NHK]]『[[土曜ドラマ (NHK)|土曜ドラマスペシャル]]』で[[2012年]][[9月8日]]から放送中の[[テレビドラマ]]。全5回予定。
 
== 作品内容 ==
土曜ドラマスペシャル第11作目。戦後の連合国占領期の日本政界を、外務大臣・内閣総理大臣としてリードした吉田茂の始点で描く。また吉田と相対する存在として、GHG総司令官ダグラス・マッカーサーにも焦点が当てられる。2010年より企画開始し、当初は昭和史を俯瞰した内容のドラマを制作する予定であったが、2011年頃には方針転換し、ほぼ現在の形に固まったという。第一回放送直前の2012年9月8日14時45分には、本作10分間ののPR番組「「負けて、勝つ」のすべて」が放送された。
 
== あらすじ ==
{{節stub}}
 
== 出演者 ==
*[[吉田茂]] - [[渡辺謙]]
*[[ダグラス・マッカーサー]]元帥 - [[デビッド・モース]]
*[[坂本喜代|小りん]] - [[松雪泰子]]
*[[白洲次郎]] - [[谷原章介]]
*[[吉田健一 (英文学者)|吉田健一]] - [[田中圭]]
*[[麻生和子]] - [[鈴木杏]]
*[[柴田達彦]] - [[永井大]]
*[[日野慶子]] - [[初音映莉子]]
*[[鳩山一郎]] - [[金田明夫]]
*[[芦田均]] - [[篠井英介]]
*[[松本烝治]] - [[嶋田久作]]
*[[佐藤栄作]] - [[高橋和也]]
*[[池田勇人]] - [[小市慢太郎]]
*[[近衛千代子]] - [[中嶋朋子]]
*[[広田弘毅]] - [[佐野史郎]]
*[[松野鶴平]] - [[石橋蓮司]]
*[[服部卓四郎]] - [[吉田栄作]]
*[[幣原喜重郎]] - [[中村敦夫]]
*[[近衛文麿]] - [[野村萬斎]]
*[[牧野伸顕]] - [[加藤剛]]
 
== スタッフ ==
* - [[坂元裕二]]
* 音楽 - [[村松崇継]]
* 時代考証:[[柴田紳一]] / [[楠綾子]]
* 憲法考証:[[古関彰一]]
* 風俗考証:[[天野隆子]]
* 宮中考証:[[小田部雄次]]
* 宮中建築考証:[[浅羽英男]]
* 軍装考証:[[平山晋]]
* 英語台本考証:[[米倉リエナ]]
* 撮影協力:[[茨城県]][[高萩市]] / [[栃木県]][[佐野市]] / [[神奈川県]][[大磯町]] / [[静岡県]][[沼津市]] / [[愛知県]][[名古屋市]] / [[深谷フィルムコミッション]] / [[小山町フィルムコミッション]] / [[滋賀ロケーションオフィス]] / [[千葉県立房総のむら]] / [[博物館明治村]] / [[一橋大学]] / [[電気通信大学]] / [[関西学院大学]]
* 英語指導:[[塩屋孔章]]
* 所作指導:[[西川箕乃助]]
* 宮中所作指導:[[牧野名助]]
* 米軍所作指導:[[トム・ドーラン]]
* 特殊メイク:[[江川悦子]]
* VFXプロデューサー:[[結城崇史]]
* 制作統括:[[中村高志]]
* 演出:[[柳川強]]
 
=== 主題歌 ===
*[[ジョシュ・グローバン]]; 「この先の道」
*:作詞 歌唱:[[松井五郎ジョシュ・グローバン]] / :[[崇継井五郎]]
 
== 関連項目登場人物 ==
=== 主人公とその家族 ===
* [[白洲次郎 (テレビドラマ)]]
; [[吉田茂]](よしだ しげる)
: 演:[[渡辺謙]]
: 本作の主人公。
: [[外務次官]]、駐英[[大使]]を歴任してきた外交官出身で、[[パリ講和会議]]にも出席経験がある。戦前は反戦活動を展開したために官憲に拘束され、終戦の直前を独房で過ごした。しかし戦後はその経歴を見込まれて政界進出を促され、東久邇宮内閣・幣原内閣で[[外務大臣]]に就任する。和子曰く「人間嫌い」。直言する自由闊達な弁舌が持ち味で、近衛文麿やマッカーサーといった目上の人物に対しても物怖じしない態度を示す一方、昭和天皇の戦争責任回避のために尽力する。葉巻を好む愛煙家だが、[[ハバナ]]産しか吸わないというこだわりを持っている。
; [[吉田喜代|小りん]](こりん)
: 演:[[松雪泰子]]
: 吉田と同棲している女性。
: 芸者の出身。吉田に気に入られて大磯の吉田邸で実質上の内縁の妻となっている。周囲からは後妻にと勧められることもあるが、あくまで陰ながら吉田を支える。
; [[牧野伸顕]](まきの のぶあき)
: 演:[[加藤剛]]
: 吉田の亡妻・雪子の父。
: 雪子の没後も吉田の相談に乗るなど、関係は良好。かつては昭和天皇の側近を務めた重臣だったが、敗戦後は政界へ戻ることはなく、実家で慎ましく暮らしている。
; [[吉田健一 (英文学者)|吉田健一]](よしだ けんいち)
: 演:[[田中圭]]
: 吉田の長男。
: 戦中は出征していたが、戦後間もなく復員する。かねてより[[ウィリアム・シェークスピア|シェークスピア]]などの英文学に興味を示している。仕事に忙殺されて家庭を顧みなかった父を、亡母・雪子を死に追いやった原因と考えており、また同棲している小りんのこともあって、父に対してよい感情を持っていない。
; [[麻生和子]](あそう かずこ)
: 演:[[鈴木杏]]
: 吉田の三女。
: 後の麻生グループの後継者・[[麻生太賀吉]]に嫁ぐ。健一とは違って父には同情的で、小りんの存在も認めている。
; 秦野和夫(はたの かずお)
: 演:[[螢雪次郎]]
: 吉田家の家令。
; [[麻生太郎]](あそう たろう)
: 演:[[千葉隼大]](幼少期:[[舞原稜大]])
: 和子の長男。
 
=== 連合国軍総司令部(GHQ) ===
; [[ダグラス・マッカーサー]]
: 演:[[デヴィッド・モース]]
: [[連合国軍最高司令官総司令部|GHQ]]総司令官。
: 戦後処理の最高指導者として、[[アメリカ合衆国]]から[[厚木基地]]へと降り立つ。自身も日本国内の最高権力者としての自負を持っており、日本の迅速な民主化を進めるため、様々な改革指示を日本政府へと指示する。一方で[[東郷平八郎]]や[[乃木希典]]を偉大な指導者と発言するなど、日本についての造詣も深い。当初は明治天皇と並んで写真に写るなど日本国民を震撼させたが、程なくしてその尊敬を集めるようになる。
; [[コートニー・ホイットニー]]
: 演:[[イアン・ギブ]]
: GHQ民生局局長。
: マッカーサーの側近として来日。マッカーサーの指示で日本の新しい憲法について指示される。
; [[チャールズ・ケーディス]]
: 演:[[エリック・ボシック]]
: GHQ民生局次長。
: ホイットニー来日前の民生局の責任者。近衛文麿の戦争責任を指摘し、近衛の戦犯指定に関与する。
 
=== 官僚たち ===
; [[白洲次郎]](しらす じろう)
: 演:[[谷原章介]]
: 吉田の側近。
: 吉田とは私的な付き合いも深く、「じいさん」と呼んでいる。戦中は疎開していたが、吉田が政界に進出するにあたってその補佐役となる。
; 柴田達彦(しばた たつひこ)
: 演:[[永井大]]
: 外務大臣補佐官。
: 外務大臣時代の吉田の側近。[[広島県]]出身で、池田勇人とは同郷。敗戦国となった日本の現状にやるせない気持ちを抱いており、進駐軍へ媚びる日本の空気を苦々しく思っている。
; [[池田勇人]](いけだ はやと)
: [[大蔵省]][[主税局]]長。
: 広島県出身。近衛文麿の要請で進駐軍のための[[特殊慰安施設協会]]の予算算出を指示される。当初は反発を示したが、後には女性たちの逞しさを柴田に説く。
; [[坂信弥|坂信彌]](さか のぶよし)
: 演:[[有薗芳記]]
: [[警視総監]]。
: 進駐軍による治安悪化を懸念し、近衛文麿の下で遊女らを募集して特殊慰安施設の設置を進める。
; [[服部卓四郎]](はっとり たくしろう)
: 演:[[吉田栄作]]
 
=== 近衛家 ===
; [[近衛文麿]](このえ ふみまろ)
: 演:[[野村萬斎]]
: [[国務大臣]]。
: [[公爵]]の家柄出身。若い頃はパリ講和会議で辛酸を味わい、その時に吉田とは友人関係になる。太平洋戦争に際しては開戦時の総理大臣を経験。本人は戦争回避を願ったが果たされなかった。戦後は東久邇宮内閣の国務大臣となり、特殊慰安施設などを進める。後にマッカーサーより憲法改正に着手するように指示されるも、幣原内閣によって否定され孤立を深める。また開戦責任の追及に苛まれる中、GHQによって戦犯に追加されたために気力を失い、吉田に後事を託して自殺する。ドイツの開戦指導者である[[アドルフ・ヒトラー|ヒトラー]]に似た髭を生やしていることにコンプレックスを抱いていた。運命論者という一面もある。
; [[近衛千代子]](このえ ちよこ)
: 演:[[松雪泰子]]
: 近衛文麿の妻。
: 開戦時の大臣という重責を抱える近衛を支える。進退窮まった近衛が自殺する恐れがあると吉田に注意された時は、夫の自由にさせてやりたいと発言した。
; [[細川護煕]](ほそかわ もりひろ)
: 演:[[溝口伶冴]]
: 近衛文麿の外孫。
 
=== 日本政府 ===
; [[昭和天皇]](しょうわてんのう)
: 演:[[大藏千太郎]]
: 天皇。
: 日本国の最高指導者として太平洋戦争を経験するが、敗戦を迎える。[[玉音放送]]やマッカーサーとの写真撮影、[[人間宣言]]などのそれまで神格化されていた天皇像に一石を投じ、GHQの強い影響下に晒される。戦争指導者としての責任を負うか負わないかという命題は、吉田ら日本政府の対GHQ外交の大きな焦点となる。
; [[芦田均]](あしだ ひとし)
: 演:[[篠井英介]]
: [[厚生大臣]]。
: 外交官出身で、吉田や近衛文麿とともにパリ講和会議を経験。戦後は幣原内閣の厚生大臣に起用される。
; [[松本烝治]](まつもと じょうじ)
: 演:[[嶋田久作]]
: 国務大臣。
: 幣原内閣に国務大臣として入閣する。
; [[幣原喜重郎]](しではら きじゅうろう)
: 演:[[中村敦夫]]
: [[内閣総理大臣]]。
: 外務省出身で、吉田の先輩筋にあたる。東久邇宮内閣総辞職を受けて新たに組閣する。閣僚人事では前内閣に引き続いて吉田を外相に起用した。気さくな人柄でマッカーサーからの信頼された。
; [[東久邇宮稔彦王|東久邇宮稔彦]](ひがしくにのみや なるひこ)
: 演:[[今井朋彦]]
: 内閣総理大臣。
: 戦後間もなく首相となり、戦後処理を担う。自らの内閣の外相に吉田を起用し、彼の政界進出のきっかけを作った。後に昭和天皇とマッカーサーの並んでの写真撮影に世論が反発し、間もなく内閣総辞職となる。
; [[堀切善次郎]](ほりきり ぜんじろう)
: 演:[[平野忠彦]]
: [[内務大臣]]。
: 幣原内閣に内相として入閣する。
; [[緒方竹虎]](おがた たけとら)
: 演:[[大鷹明良]]
: [[内閣書記官長]]。
: 東久邇宮内閣で書記官長を務める。外務大臣・[[重光葵]]がマッカーサーとの交渉に失敗を重ねる中、重光の留任を懸念する。
; [[鳩山一郎]](はとやま いちろう)
: 演:[[金田明夫]]
; [[広田弘毅]](ひろた こうき)
: 演:[[佐野史郎]]
; [[佐藤栄作]](さとう えいさく)
: 演:[[高橋和也]]
 
=== 市井の人々 ===
; 日野慶子(ひの よしこ)
: 演:[[初音映莉子]]
: 特殊慰安施設「キャバレーニューギンザ」の従業員。
: 広島県出身の戦災孤児で、柴田達彦とは幼馴染。慰安施設の募集に応募する。
; [[岩淵辰雄]](いわぶち たつお)
: 演:[[石丸謙二郎]]
: ジャーナリスト。
: 東久邇宮内閣とコネクションを持っており、また吉田とは旧知の間柄。重光葵外務大臣の辞任問題について、後継の外相に悩む東久邇宮に、吉田を後任に勧める。
; [[松野鶴平]](まつの つるへい)
: 演:[[石橋蓮司]]
 
== 放送 ==
=== 通常放送時間 ===
*[[NHK総合テレビジョン]]:土曜日21時〜22時13分
=== 放送日程 ===
{| class="wikitable" style="text-align:center"
!放送回!!放送日!!演出!!視聴率
|-
|第一回||2012年{{0}}9月{{0}}8日||柳本強||
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|第二回||2012年{{0}}9月15日||||
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|第三回||2012年{{0}}9月22日||||
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|第四回||2012年{{0}}9月29日||||
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|第五回||2012年{{0}}10月{{0}}6日||||
|}
 
== 関連商品 ==
; 負けて、勝つ 〜戦後を創った男・吉田茂〜 オリジナルサウンドトラック
: 2012年9月26日、スザクミュージックより発売(ASIN B008TSPHNU)。本作の劇中曲を収録したサウンドトラック。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
 
== 外部リンク ==
* [http://www.nhk.or.jp/dodra/dodrasp/index.html#d11 土曜ドラマスペシャル 公式サイト]
* [http://www.nhk.or.jp/drama-blog/1550/129191.html ドラマスタッフブログ]
 
{{土曜ドラマ (NHK)}}
 
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{{DEFAULTSORT:まけてかつせんこをつくつたおとこよしたしける}}
 
[[Category:NHKスペシャル]]
[[Category:土曜ドラマスペシャル]]