「ABCD問題」の版間の差分
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他の女性活動家からも、「この男性活動家の他にも強かんをした者がいる」という告発が相次いだ。最終的に強かんおよび強かん未遂を告発された男性活動家4人を除名することになった。「'''ABCD'''」とは、除名された男性活動家4人のことである。なお、強かんした男性活動家の自己批判の上の運動への復帰を提案する内容の声明文『三里塚現闘団員四名の除名とわれわれの自己批判』であった<ref>[http://www.geocities.jp/inter_abcd/jomei.html 三里塚現闘団員四名の除名とわれわれの自己批判 - 日本革命的共産主義者同盟(第四インターナショナル日本支部)中央委員会]<br>四名は、それぞれプロレタリアートの一員としての労働と生活と闘争をつくり上げようとするところから、自己批判にむけた再出発を開始することを希望し、われわれもまたそのことを要求している。今後においても、われわれは彼らとの対論を続け、彼らが自己批判をなしとげ第四インターナショナルの旗の下に再び立つために闘争する。</ref>。
多くの女性活動家は、この事件をきっかけに[[ジェンダー]]の問題について、第四インター指導部が真剣に取り組むことを望んでいた。第四インターは「女性の望まない性的行為はすべて強かんである」と規定したが、[[革命的共産主義者同盟全国委員会|中核派]]からのテロ襲撃を受けたことなどで、この議論は事実上の棚上げ状態となった。一方で、同時期に労働運動などをめぐる路線について、深刻な組織内対立が発生し、第四インターの組織は分裂する。
[[1987年]]には、女性メンバー自身の自治による組織内の独自結集を目指した「第四インター・女性解放グループ」が結成される。これへの対応をめぐって組織はさらに紛糾し、「女性解放グループ」の自治を認めなかった「労働者の旗」グループ(のちの[[第4インターナショナル日本支部再建準備グループ]]-MELT)は、日本支部から離脱する(「労働者の旗」グループにも女性メンバーは参加している)。
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