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ゼオライトはその細孔内に選択的に[[分子]]を取り込み、反応させることができるため、[[触媒]]として多方面に利用されている。例えばZSM-5という合成ゼオライトを用いることで[[メタノール]]から[[ガソリン]]を合成することに成功している。また、[[ディーゼルエンジン|ディーゼル]]排気中に含まれる[[窒素酸化物|NO<sub>x</sub>]]を分解・除去するための触媒としても期待されている。
=== 吸着材料 ===
ゼオライトは微細孔内に水分子を吸着し、また放出することができるため、[[有機溶媒]]の[[脱水]]や[[湿度]]調節に用いられる。また水分子のほかに[[ホルムアルデヒド]]などの気体分子を吸着するとされるため、[[消臭]]や、[[シックハウス症候群]]を防止する目的にも期待されているが現時点では臨床例のみで科学的に有効なデータを示す学術論文は存在しない。解毒作用があると謳う商品が販売されているが2012年、広告に服用するよう招きかねない不当な表示があるとして都生活文化局は、効用をバナー表示しているインターネット広告を事業者に向け(136店舗)て修正や削除の措置を取るよう指導した また、観賞魚飼育のろ過材としても使用され、水中内のアンモニア、有機物質、バクテリアの繁殖などに使われている。<ref>{{cite news |title=放射能除去:不当広告、昨年度136件 東京都、修正指導 |newspaper=毎日新聞 |date=2012-06-25 |url=http://mainichi.jp/select/news/20120625k0000e040202000c.html |accessdate=2012-07-04}}</ref>
 
== サイド・ストーリー ==
ゼオライトという名称は、[[成分]]に含まれている[[水]]とアルミノケイ酸骨格との結びつきが弱いため、[[加熱]]すると容易に水を分離して[[沸騰]]しているように見え、このことから[[ギリシャ語]]の {{Lang|el|zeo}}(沸騰する)と {{Lang|el|lithos}}([[石]])を合わせて名付けられた。