「柵口雪崩災害」の版間の差分

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== 集落を直撃した原因 ==
雪崩災害のあった箇所では、以前、1947年(昭和22年)5月19日に地すべりが発生していた。幅1.5km、長さ2kmの範囲の土地のうち特に変動の大きな部分(地図上:オレンジの枠)が、時速10-15cmのゆっくりとした動きで翌20日まで続き、53戸の人家を含む114の建物を破壊した。このとき地すべりの最上部には、地面のずれによって滑落崖(かつらくがい)と呼ばれる「がけ」(地図上:オレンジ点線)が現れた。
 
雪崩災害は、この滑落崖が雪崩を捉え、さらに地すべり跡の地溝に沿って北に湾曲し、集落を直撃するに至ったものである。それ以前の山頂付近で発生した雪崩は、直進的に東に進み、しだいに南斜面に沿って南へ曲がり、民家のないヒソノ又川沿いに達していたと考えられている<ref>新潟雪崩研究会発行「雪崩のはなし」P13</ref>。