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{{Medical}}
'''ブラキシズム''' (Bruxism) (Bruxism)とは、睡眠時や覚醒時を問わず、[[歯]]を動的、若しくは静的にすり合せたり、噛み締めたりする非機能性咬合習癖の一形態である。様々な動作を包括した広義の「歯ぎしり(歯軋り)」を指し、咬合神経症とも呼ばれる。
 
== 概要 ==
ブラキシズムは弄舌癖や咬唇癖のような無意識、無目的に行われる異常習癖と同様のものであり、動作が行われる際には咀嚼筋群の異常緊張<ref name="hotetsu">[[#日本補綴歯科学会|日本補綴歯科学会]], p.83</ref>と、それに伴う歯および歯周組織への炎症性破壊、更に[[顎関節]]への異常な負荷がかかることにより関節円板の転位などが生じる場合もある。歯周組織の破壊により、歯軋りする人の6割以上が[[歯周病]]を併発していると言われる。ブラキシズムは誰にでも起こる。問題なのは頻度、強さ、持続時間である。知覚過敏、WSD<ref name="okura141">[[#大倉|大倉]]、p.141</ref>、齲触、歯周病<ref name="okura139">[[#大倉|大倉]]、p.139</ref>、顎関節症<ref name="hotetsu" />の発症原因と成り得る。
ブラキシズムは誰にでも起こる。問題なのは頻度、強さ、持続時間である。知覚過敏、WSD<ref name="okura141">[[#大倉|大倉]], p.141</ref>、齲触、歯周病<ref name="okura139">[[#大倉|大倉]], p.139</ref>、顎関節症<ref name="hotetsu" />の発症原因と成り得る。
 
== 分類 ==
ブラキシズムは、その動作形態により3つの型に分類されている。
 
=== グラインディング ===
上下の歯を臼の如くすり合わせる運動(臼磨運動)を行う。ギシギシと音を立て、咬頭に異常な力が働くので、歯質の崩壊を招きやすい。睡眠時に多く、一般に呼ばれる「歯ぎしり」はグラインディングを指す事が多い。
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== 治療法 ==
ブラキシズムの治療法としては咬合調整、薬物療法<ref name="okura144">[[#大倉|大倉]], p.144</ref>、バイオフィードバック療法<ref name="okura144" />、スプリント療法<ref name="okura144" />、ストレスマネージメント療法などがある。
 
== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書 |editor=[[日本補綴歯科学会]] |title=歯科補綴学専門用語集 |edition=第3版第3刷 |date=2011-02-20 |publisher=[[医歯薬出版]] |location=[[東京都]][[文京区]] |isbn=978-4-263-45627-9 |ref=日本補綴歯科学会}}
* {{Cite journal|和書|author=[[大倉一夫]] |year=2000 |month=8|title=生体現象としてのブラキシズムの把握 -徳島大学での研究の紹介- |journal=日本顎口腔機能学会雑誌 |volume=6 |issue=2 |pages=139-145 |publisher=[[日本顎口腔機能学会]] |location= |issn=1340-9085 |doi= |naid=110001091977 |id={{JOI|JST.Journalarchive/sgf1994/6.139}} |url=http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=sgf1994&cdvol=6&noissue=2&startpage=139&lang=ja&from=jnlabstract |format=PDF |accessdate=2012-01-20 |ref=大倉}}
 
== 脚注 ==
<references/>
 
== 関連項目 ==
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*[[顎関節症]]
*[[咬合学]]
 
== 脚注 ==
<references/>
 
== 参考文献 ==
* {{Cite book|和書 |editor=[[日本補綴歯科学会]] |title=歯科補綴学専門用語集 |edition=第3版第3刷 |date=2011-02-20 |publisher=[[医歯薬出版]] |location=[[東京都]][[文京区]] |isbn=978-4-263-45627-9 |ref=日本補綴歯科学会}}
* {{Cite journal|和書|author=[[大倉一夫]] |year=2000 |month=8|title=生体現象としてのブラキシズムの把握 -徳島大学での研究の紹介- |journal=日本顎口腔機能学会雑誌 |volume=6 |issue=2 |pages=139-145 |publisher=[[日本顎口腔機能学会]] |location= |issn=1340-9085 |doi= |naid=110001091977 |id={{JOI|JST.Journalarchive/sgf1994/6.139}} |url=http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=sgf1994&cdvol=6&noissue=2&startpage=139&lang=ja&from=jnlabstract |format=PDF |accessdate=2012-01-20 |ref=大倉}}
 
 
 
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