「カルピス」の版間の差分
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'''カルピス'''とは[[日本]]の[[飲料]]メーカーである'''カルピス株式会社'''および、同社が製造販売し主力製品とする[[乳酸菌飲料]]の名称である。ローマ字表記は'''CALPIS'''。日本以外では'''Calpico'''とも。
カルピス本社は、[[東京都]][[渋谷区]]に所在している。[[英語|英文]]名称は'''Calpis Co., Ltd.'''。
「カルピス」の名称は同社の[[商標|登録商標]]である。
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Calpisが{{Lang-en|cow piss}}(カウ ピス=牛の尿)」と聞こえることから、米国では'''CALPICO'''(カルピコ)という名称で販売される。なお、製造情報の欄には輸出会社として「CALPIS CO.,LTD.」と書かれている。
味の素は
[[2012年]][[5月8日]]、味の素が[[アサヒグループホールディングス]]にカルピスの全株式を2012年10月1日付、約1200億円で売却する内容の株式譲渡契約締結が発表された<ref>[http://www.ajinomoto.co.jp/press/2012_05_08_3.html カルピス株式会社に関する株式譲渡契約締結のお知らせ] (味の素株式会社2012年5月8日付プレスリリース)</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.asahigroup-holdings.com/ir/12pdf/120508.pdf カルピス株式会社の株式の取得(子会社化)に関する株式売買契約締結のお知らせ]}}(アサヒグループホールディングス株式会社2012年5月8日付プレスリリース)</ref>。
=== 沿革 ===
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* [[1990年]](平成2年)
** [[1月]] - いわゆる「黒人マーク」の使用を、人種差別問題に配慮して中止。
** [[8月]] - [[第三者割当増資]]を実施。[[味の素]]株式会社が増資を引き受け筆頭株主に。
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* [[2007年]](平成19年)
** [[9月25日]] - 上場廃止。
** [[10月1日]] - 株式交換により味の素株式会社の完全子会社になる。
** [[10月15日]] - [[アサヒ飲料]]と[[自動販売機]]事業の統合を公表。
** [[12月10日]] - アサヒ飲料との共同出資で、自動販売機事業の持株会社「アサヒカルピスビバレッジ株式会社」を設立(出資比率はアサヒ80%・カルピス20%)。
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=== 事業所 ===
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* 支店:札幌、仙台、東京、関東、名古屋、大阪、中四国、福岡
* 営業所:北東北、新潟、長野、静岡、金沢、高松、岡山、鹿児島
* 工場:相模(
: 相模工場内に研究所がある。ただし、相模工場閉鎖後も研究所等、一部機能は存続。
*物流センター
:札幌BC・仙台BC・群馬BC・館林BC・相模原BC・鈴鹿BC・西日本BC・岡山BC・岡山第2BC・福岡BC
=== 由来 ===
|date=1998年(平成10年)
|url=http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/JASI/pdf/society/57-2731.pdf
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社名は、「[[カルシウム]]」と[[サンスクリット]]の「サルピス」(सर्पिस्, sarpis, 漢訳:熟酥(じゅくそ))を合わせたものである。サンスクリット「サルピル・マンダ」(sarpir-maṇḍa, 漢訳:[[醍醐]])を使用し、「サルピス」・「カルピル」とする案もあった。同社では重要なことを決める際には、その道の第一人者を訪ねる「日本一主義」があり、音楽の第一人者の山田に社名について相談したところ、「カルピス」が最も響きが良いということで現行社名・商品名になったという。
元々は、[[パナマ帽]]を被った黒人男性がストローでグラス入りのカルピスを飲んでいる図案化イラストが商標だった。これは[[第一次世界大戦]]終戦後の[[ドイツ]]で苦しむ画家を救うために社長(当時)の三島が開催した「国際懸賞ポスター展」で、3位を受賞した[[ドイツ人]][[デザイナー]]の[[オットー・デュンケルスビューラー]]による作品を使用したものだが、「黒人マーク」と呼ばれるようになり、
== 飲料 ==
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[[乳酸菌飲料]]のカルピスは、原液は非常に高濃度でそのままでの飲用は推奨されていない。水、湯または牛乳で2.5から5倍程度に希釈して飲用とする。[[かき氷]]のシロップとして、またカルピスハイなどの材料にも使われる。原液はその濃さから常温保存しても腐敗しにくい性質があり、戦前から一般家庭の常備品や軍隊の補給品として、戦後は贈答用としても広く使われている。
飲料のカルピスは
その後は希釈済みの製品として、
原液のカルピスは瓶詰めの商品であったが、瓶は重いことなどから、
=== 派生商品 ===
* [[カルピスソーダ]] -
* [[カルピスウォーター]] -
* [[カルピス酸乳 アミールS]] - カルピスの製造過程で生まれる[[酸乳]]の[[血圧]]抑制効果に着目した健康飲料。[[食品#主要な食品|特定保健用食品]]認可。普及初期のテレビCMに[[長嶋茂雄]]が起用されたことでも有名。
* [[カルピスサワー]]
* [[アミノカルピスシリーズ]]
* [[カルピスバター]] - カルピスの製造工程で、脱脂乳を製造する過程で生まれる乳脂肪分を活用したもの。
* [[ザ・プレミアムカルピス]] -
* [[カルピスダイエット]] -
* [[カルピスとマッコリのお酒]] -
== その他の商品 ==
* [[健茶王]] - [[血糖値]]の上昇を抑える難消化性[[デキストリン]]を配合した茶系飲料。特定保健用食品認可。
* ウェルチ - [[アメリカ合衆国|米国]]有数の天然果汁ブランド製品。日本ではかつて[[ペプシコーラ|ペプシコ社]]が製造販売権を持っていたが、
* [[ほっとレモン]]
* [[アミノバイタル]] - 元は味の素のアミノ飲料ブランドであるため、ラベルには「AJINOMOTO」のロゴが記されている。アサヒとの自動販売機統合後、旧カルピスの自販機ではアサヒの「H2O」は缶入り、当商品はペットボトル入りと棲み分けられた。
* ダウンタウンソーダカンパニー - 商品よりCM曲がヒット{{要出典|date=2009年7月}}した。
* [[ストロングルト]] - ミルクプロテイン、ミルクカルシウム、ローヤルゼリーを配合した、20 - 30代の男性にフォーカスした元気なカラダ作りを応援する乳性飲料。キャッチコピーは“乳性カラダメイキング”。
* [[ぐんぐんグルト]] - カルシウムを多く配合した乳性飲料。
== 過去に存在した商品 ==
* [[カルピコ]] -
* [[Sun New]] -
* [[カピーホワイト]] -
* [[オリゴCC]] - [[1990年代]]初期にブームとなった[[機能性飲料]]の有力商品の1つ。腸内の[[乳酸菌|ビフィズス菌]]を増やす効果のある[[オリゴ糖]]を配合する。
* 梅烏龍茶 -
* [[サポーター (スポーツドリンク)|サポーター]] - 1990年代前半に発売されたスポーツドリンク。発売時は[[サッカー日本代表]]公式スポーツドリンクだった。
* [[オバルチン]] - オリンピック公認の麦芽飲料として日本ではカルピスが販売していた。
* [[エビアン (ミネラルウォーター)|エビアン]] -
* [[冴え緑茶]] - アサヒはすでに「[[十六茶]]」などがあるため販売終了。
* [[味の素ゼネラルフーヅ|AGF(味の素ゼネラルフーヅ)]][[ブランド]]の[[缶コーヒー]]飲料(ブレンディー・カフェ・ラ・モード) -
* [[紅茶伝説]] -
== その他 ==
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* [[斉藤由貴]]『予感』
* [[斉藤由貴]]『ONE』
* [[岡村孝子]]『[[明日の幸せ]]』(
* 藤井ミチヨ『Wonderful Day』
* [[スピッツ (バンド)|スピッツ]]『[[ハネモノ (曲)|ハネモノ]]』
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