「真夜中は純潔」の版間の差分

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| A-side =
| B-side = シドと白昼夢<br/>愛妻家の朝食
| Released = 2001年3月16日<small>(アナログ盤)</small><br/>2001年3月28日<small>(CDシングル)</small>
| Format = [[CDシングル]]、アナログ盤
| Recorded = スタヂオテラ<br/>一口坂スタヂオ<br/>クレッセント スタヂオ
| Genre = [[J-POP]]
| Length = 11分5553
| Label = [[EMIミュージック・ジャパン|東芝EMI]]/[[Virgin Music]]
| Writer = 椎名林檎
| Producer = [[井上うに]]
| Chart position = *週間最高順位234<small>アナログ盤・[[オリコンチャート|オリコン]])</small>
*週間最高順位342<small>アナログ盤・オリコン)
| Certification = *プラチナ([[日本レコード協会]])
| Last single = [[絶頂集]]<br/>(2000年)
| This single = '''真夜中は純潔'''<br/>(2001年)
| Next single = [[茎(STEM)大名遊ビ編|茎(STEM)<br/>大名遊ビ編]]<br/>(2003年)
| Misc =
{{Extra track listing
| Album = [[私と放電]]
| Type = compilation
| Tracks = ディスク1
#すべりだい
# アンコンディショナル・ラブ
# リモートコントローラー
# 眩暈
# 輪廻ハイライト
# あおぞら
# 時が暴走する
# Σ
# 東京の女
# 17
# 君ノ瞳ニ恋シテル
ディスク2
# メロウ
# 不幸自慢
# 喪@ CェNコ瑠ヲュWァ
# '''愛妻家の朝食'''
# '''シドと白昼夢'''
# 意識 <small>~戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱~</small>
# 迷彩 <small>~戦後最大級ノ暴風雨圏内歌唱~</small>
# la salle de bain
# カリソメ乙女 <small>HITOKUCHIZAKA ver.</small>
# 錯乱 <small>ONKIO ver.</small>
# 映日紅の花
# 膨らんできちゃった
# はいはい
# 光合成
}}
}}
「'''真夜中は純潔'''」(まよなかはじゅんけつ)は、[[2001年]][[3月28日]]に発売された[[日本]]の[[シンガーソングライター]][[椎名林檎]]の7枚目のシングルである。発売元は[[EMIミュージック・ジャパン|東芝EMI]]/[[Virgin Music]]。
 
初回限定盤のみ、[[帯]]に「リンリン生唾[[ブロマイド]]」付き(被写体は、椎名とその飼い猫のゲーテ)。先行発売として、本作の[[アナログ盤]]が一週間早い[[3月16日]]に発売された。
「'''真夜中は純潔'''」(まよなか-じゅんけつ)は、[[2001年]][[3月28日]]にリリースされた日本の[[音楽家]]・[[椎名林檎]]の7枚目のシングルである。発売元は[[EMIミュージック・ジャパン|東芝EMI]]/[[Virgin Music]]。
 
先行発売として、今作の[[アナログ]]盤が一週間早い[[3月16日]]に発売された。初回限定盤のみ、[[帯]]に「リンリン生唾プロマイド」付き(被写体は、椎名林檎とその飼い猫のゲーテ)。
 
== 概要 ==
本作は椎名とはデビュー以来の付き合いであった[[アレンジャー]]兼[[ベーシスト]]の[[亀田誠治]]の手を離れて製作された初の作品であり、表題曲「真夜中は純潔」は、[[東京スカパラダイスオーケストラ]]が[[編曲]]を担当している。[[カップリング曲]]には、デビューアルバム『[[無罪モラトリアム]]』から「シドと白昼夢」を[[服部隆之]]による別アレンジで収録。「愛妻家の朝食」は、[[キーボーディスト]]の[[森俊之]]が編曲を担当している
 
収録曲は、夜・昼・朝の順に並べられ、振り仮名は全て[[カタカナ]]でふられている。なお本作の演奏者達は、東京スカパラダイスオーケストラに倣って、すべて「○○オーケストラ」と表記されている。
表題曲の「真夜中は純潔」は、[[東京スカパラダイスオーケストラ]]が[[編曲]]を担当している。また[[カップリング曲]]には、デビューアルバム『[[無罪モラトリアム]]』から「シドと白昼夢」を、[[服部隆之]]による別アレンジで収録。3曲目の「愛妻家の朝食」は、[[キーボーディスト]]の[[森俊之]]が編曲を担当している。
 
また、表題曲「真夜中は純潔」は、三枚目のアルバム『[[加爾基 精液 栗ノ花]]』に「愛妻家の朝食」と共に収録される予定であったが、製作中に世界観が合わないと判断され、収録が見送られた。そのためシングル曲でありながら、オリジナル・アルバムには収録されていない(デビュー10周年企画の第3弾として2008年11月25日に発売された『[[MoRA]]』の『[[勝訴ストリップ]]』には[[ボーナス・トラック]]として収録された)。
各収録曲は、夜・昼・朝の順に並べられ、振り仮名はカタカナでふられている。なお今作の演奏者達は、東京スカパラダイスオーケストラにならって、すべて「○○オーケストラ」と表記される。
 
== ミュージック・ビデオ ==
今回の[[ミュージッククリップ]]は、全編[[アニメーション]]で製作されている。元々は実写で撮影されるはずだったが、衣装合わせの段階で椎名の妊娠が発覚(彼女は、バックバンド「虐待グリコゲン」のギタリスト・弥吉淳二との間に子供を儲けており、撮影当時は妊娠五ヶ月であった)、急遽アニメーションに変更された。後に椎名は、インタビューで“あのまま撮影していたら空中を飛んでるヘリに掴まっているシーンを撮っていた”と笑いながら語っている。ちなみに、その後に発売された彼女のシングル「[[りんごのうた]]」の[[プロモーションビデオ]]の中には「真夜中は純潔」の実写版と思われるシーンが一部登場する。
表題曲「真夜中は純潔」の[[ミュージック・ビデオ]]は、[[番場秀一]]により全編[[アニメーション]]で製作されている。元々は[[実写]]で撮影されるはずだったが、衣装合わせの段階で椎名の[[妊娠]]が発覚したため、急遽アニメーションに変更された。後に椎名は、インタビューで「あのまま撮影していたら空中を飛んでるヘリに掴まっているシーンを撮っていた」と笑いながら語っている。ちなみに、2003年11月に発売された彼女のシングル「[[りんごのうた]]」のミュージック・ビデオには、その際に披露されなかった衣装を纏った椎名が登場する。
 
ミュージックリップ・ビデオには、彼女の愛猫ゲーテがサイボーグ猫として登場している。また[[バンドネオン]]は、彼女がピザ屋で働いていた頃の初任給で買った物。当初、椎名自身が演じるはずだった女性キャラクターは、椎名そっくりだが実は違うキャラクターという設定になっており、一般公募により「潔純真夜(きよずみまよ)」と命名されている。同様に、[[禿頭]]・[[髭]]面の[[悪役]]は、彼女のバックバンドの[[キーボーディスト]][[皆川真人]]が演じていることになっている。彼は以前、椎名に「何でもやるからね」と言っており(実際、カバーアルバム『[[唄ひ手冥利其ノ壱]]』では人間キーボード・スタンドにもなっている)、「それなら」ということで、まだ実写で撮る予定だった段階で、敵の悪役をやってもらおうということになった。そのため、本作品にはサウンド面では全く関与していないにも関わらず、実写からアニメに変更された後も絵としてだけ参加することとなった。しかし、皆川本人はその事を後で知ったそうである。東京スカパラダイスオーケストラも、アニメ中にバンドのメンバーとして出演しているが、なぜかDVD「[[性的ヒーリング其ノ参]]」にはクレジットされていない。アニメーションであったために、発売後には[[秋葉原]]界隈でちょっとした話題にもなったらしい。
 
ちなみに、表題曲「真夜中は純潔」は、三枚目のアルバム『[[加爾基 精液 栗ノ花]]』に「愛妻家の朝食」と共に収録される予定であったが、製作中に世界観が合わないと判断され、収録が見送られた。そのために、長らくアルバムには収録されていなかったが、デビュー10周年企画の第3弾として2008年11月25日に発売された『[[MoRA]]』の『[[勝訴ストリップ]]』に[[ボーナス・トラック]]として収録された。
 
== 収録曲 ==
# '''真夜中は純潔'''
#*: この楽曲はデビュー前に既に書かれていたもの。編曲は東京スカパラダイスオーケストラであるが、演奏のクレジットには、なぜか「新東京スカパラダイスオーケストラ」と表記されている。
#*: 2003年に行われたライブツアー「[[Electric Mole|椎名林檎 実演ツアー 雙六エクスタシー」では、第一期[[東京事変]]によるアレンジで演奏された。その模様は、DVD「[[Electric Mole]]」に収録されている
#*: 4枚目のオリジナルアルバム『[[三文ゴシップ]]』に収録されている「密偵物語」は今作本楽曲の続編となってう位置付けである。
# '''シドと白昼夢'''
#*: 1999年に発売されたデビューアルバム『[[無罪モラトリアム]]』収録の別バージョン。編曲は服部隆之で、ドラム前述のようは村上ポンタとし、漢字全も知に[[フリガナ]]が振られたほか、[[村上秀人称]]が参加「あた」から「私」に変更されている。
#*: 10周年記念ライブ「[[Ringo EXPO 08|椎名林檎 (生)林檎博'08 〜10~10周年記念祭]]」では、このアレンジで披露された。
# '''愛妻家の朝食'''
#*: [[アコーディオン]]奏者で世界的に有名な[[coba]]が参加しているが、当初、椎名はcobaが参加している事を知らなかった。[[オケ]](楽器による伴奏の音源)を聴いて[[ハウス食品]]の商品「ハウスカレーマルシェ」の[[CMソング]]を思い浮かべたそうだが、その作曲者本人が参加している事は知らなかったという。後にcobaは、アルバム『三文ゴシップ』収録曲の「凡才肌」で編曲とアコーディオンを担当している。
 
<big>'''詳細'''</big>
*全作詞・作曲:椎名林檎
{{tracklist
*編曲:新東京スカパラダイスオーケストラ(M1)、服部隆之(M2)、森俊之(M3)
| collapsed =
*演奏:新東京スカパラダイスオーケストラ(M1)、東日本スウィングパラダイスオーケストラ(M2)、全日本スケルツォパラダイスオーケストラ(M3)
| headline = CD
*録音:井上うに
| extra_column = 編曲
| total_length = 11:53
 
| writing_credits = yes
| lyrics_credits =
| music_credits =
 
| title1 = 真夜中は純潔
| note1 =
| writer1 = [[椎名林檎]]
| lyrics1 =
| music1 =
| extra1 = [[東京スカパラダイスオーケストラ]]
| length1 = 4:19
 
| title2 = シドと白昼夢
| note2 =
| writer2 = 椎名林檎
| lyrics2 =
| music2 =
| extra2 = [[服部隆之]]
| length2 = 3:36
 
| title3 = 愛妻家の朝食
| note3 =
| writer3 = 椎名林檎
| lyrics3 =
| music3 =
| extra3 = [[森俊之]]
| length3 = 3:58
}}
 
== 演奏 ==
{{col-begin}}
{{col-2}}
; 真夜中は純潔'''
* '''新東京スカパラダイスオーケストラ'''
: [[トランペット|生トランペット]]:ナーゴ
: [[トロンボーン|生トロンボーン]]:北原雅彦
: [[サクソフォーン|生アルトサックス]]&[[アジテーター|アジテイトマン]]:冷牟田竜之
: [[サクソフォーン|生テナーサックス]]:ガモー
: [[サクソフォーン|生バリトンサックス]]:谷中 敦
: [[ピアノ|生ピアノ]]:沖 祐市
: [[エレクトリック・アップライト・ベース|電気式たて型ベース]]:川上つよし
: [[エレクトリック・ギター|電気式ギター]]:加藤隆志
: [[パーカッション|生パーカッション]]:大森はじめ
: 友情出演
: [[ドラムセット|生ドラム]]:[[茂木欣一]](from [[フィッシュマンズ|FISHMANS]])
 
; 愛妻家の朝食
* '''全日本スケルツォパラダイスオーケストラ'''
: 生ピアノと[[打ち込み]]:森 俊之
: 生コントラバス:渡辺 等
: 生ドラム:[[沼澤尚|沼澤 尚]]
: [[アコーディオン|生アコーディオン]]:[[coba]]
{{col-2}}
; シドと白昼夢
* '''東日本スウィングパラダイスオーケストラ'''
: 電気式ギター:角田 順
: [[コントラバス|生ウッドベース]]:坂井紅介
: 生ドラム:[[村上秀一|“ポンタ”秀一]]
: [[電子オルガン|電気式オルガン]]:[[倉田信雄]]
: 生トランペット:[[エリック・ミヤシロ|エリック宮城]]、佐々木史郎、林 雄介、佐久間 勲
: 生トロンボーン:[[中川英二郎]]、[[松本治|松本 治]]、佐藤 聡
: [[バストロンボーン|生バストロンボーン]]:山城純子
: 生アルトサックスと[[フルート|生フルート]]:ボブ ザング、[[近藤和彦 (サックス奏者)|近藤和彦]]
: 生テナーサックス:小池 修、吉田 治
: 生バリトンサックス:竹野昌邦
: [[ハープ|生ハープ]]:田口裕子
: [[ヴィブラフォン|生ビブラフォン]]と[[グロッケンシュピール|グロッケン]]:浜田 均
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{{椎名林檎}}
 
{{DEFAULTSORT:まよなかはしゆんけつ}}
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