「カイドゥン隕石」の版間の差分

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'''カイドゥン隕石'''(Kaidun(カイドゥンいんせき、Kaidun meteorite)は[[1980年]][[12月30日]]に南[[イエメン]]のソビエト軍の基地に落下した[[隕石]]で、その不均質で多様な成分や組成から、母天体が[[火星]]の[[衛星]]の[[フォボス (衛星)|フォボス]]ではないかと考えられている隕石である。
 
イエメン共和国の北緯 15度、東経 48.3度の砂地に落下し、落下後すぐに隕石は回収された。回収量はトータルで841.5gである。ロシア科学アカデミーなどで調査された。CR2型の炭素質のコンドライトに分類される隕石であるが、C1型やCM1型、C3型のような別の分類の破片も含まれている。60近くの鉱物が見られ、なかには化学成分がFeTiPであるflorenskiiteのような珍しい鉱物も含まれていた。